阿部展子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中国にパンダの飼育係している日本人がいることを知らなかったので、この本を知ってとても驚いた。
子供のころからパンダが好きだからという理由で、日本の大学で中国語を勉強し、中国へ短期語学留学…その中でパンダをもっと知りたいと中国の農業大学への進路を見つけ、卒業後はとんとん拍子でパンダ基地へ就職…そこまでできるなんて、もうパンダファンの極み!
阿部さんがリーリー&シンシンの来日に伴って上野へ来てくれて本当に良かったと思います。
子供たちが自然交配で誕生したのは、最初に阿部さんが尽力してくれたおかげかも。
今は、また中国でパンダが自然に帰るためのお手伝いをされているそうですが、またパンダファンたちのた -
Posted by ブクログ
本書帯に、「そうか!一番好きなことを仕事にすればいいんだ。」の一文。全くその通り、至極当然のことだけど、果たしてその好きなことを見つけられる人、好きなことに気づく人、それを仕事に出来る人はどれほどいるのだろう。
本書は、子どもの頃からパンダが好きだった筆者が、パンダに携われる仕事を目指し、まずは大学で中国語を猛勉強し、中国の農業大学に留学して動物学を勉強し、中国のパンダ基地でインターンをし、そして現在、上野動物園でパンダの飼育員をすることになるまでの過程を、エッセイという形で綴っている。
パンダの生態に関する話あり、中国でインターンをしているときのパンダの写真も満載、上野動物園のリーリーとシン -
Posted by ブクログ
現在、上野動物園でパンダの飼育係をされている阿部展子さん。
子供の頃からパンダが大好きだった彼女は高校生の時に“パンダを仕事にする”ことを決意する。
まずは中国語!と中国語学科へ入学。
その後中国への留学からパンダ基地への研修へと移って行く。
そしてリーリーとシンシンの来日に合わせて上野動物園の飼育係となる。
目から鱗だった。
頭でっかちな私が飼育係になろうと思ったら、真っ先に獣医学科を思い浮かべる。
文系の私はここでアウトだ。あっさり諦めてしまう。
ところが阿部さんは違った。
ああ、こんな攻め方もあったんだなと驚いた。
でも彼女にとってはパンダに一歩でも近づく事を考えると自然な流れだったの