三土修平のレビュー一覧

  • 頭を冷やすための靖国論

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    ネタバレ

    タイトル通り、賛成反対に偏ることなく、この問題をそもそも論から解きほぐしていく。慎重かつ丁寧な書きぶりに好感が持てる。
    自分は「参拝したい人はすればいいけど、国益を損なうなら政治家はやめとけ」ぐらいの考えだったので、とても勉強になった。公共性と民間のいいとこ取り、という指摘がしっくり来る。

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    2013年07月05日
  • 頭を冷やすための靖国論

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    [ 内容 ]
    「靖国問題」が世上を騒がすようになって久しいが、議論の着地点は一向に見えてこない。
    「靖国派」も「反靖国派」もイデオロギーと感情論に染め抜かれた主張をくり返すばかりだ。
    こうした議論のもつれは両者がともに問題の本質をとらえ損なったゆえに生じたのではないか。
    では、この問題の真因とは何か。
    本書は、靖国をめぐる根深い対立・矛盾を生んだ戦後改革の隠蔽された真実を丹念に読み解くことで、問題の核心をリアルに考え抜く手がかりを与える。
    今こそ冷静になるための必読書。

    [ 目次 ]
    第1章 平成版「統帥権干犯問題」?
    第2章 歴史のなかの靖国問題
    第3章 この問題の割り切れなさ
    第4章 天

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    2014年10月27日
  • 頭を冷やすための靖国論

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    「靖国」と聞いただけでウザくてスルーしたくなるのだが、なんでそんなことになったのかそもそものところを時間を遡ってわかりやすく分析してあるのがいい。中国・韓国が文句をつけてきたのが悪いなんて程度の話ではなくて、設立時から戦前・敗戦のそれぞれに問題があったのだね。
    もっとも、これが問題の解決にどの程度資するのかは疑問だが、それは著者の責任ではない。

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    2010年01月31日
  • 頭を冷やすための靖国論

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     善し悪しは別として、靖国神社を戦没者追悼の中心的施設と思う感情が遺族のあいだに戦後も色濃く存続していて、そこからの突き上げがあってこそ厚生省も動いたというのが真相に近いのではないか。そういう民衆的基般皿なしには、いかに美山要蔵らが策謀をめぐらしたところで、大きな力になりえなかったのではないだろうか。
    I「謀略史観」と「せっかく史観」
     私は前著で「謀略史観」と「せっかく史観」という造語を提示した。
    靖国派と反靖国派の対立は、つまるところ戦後史をどう見るかの対立に集約される。靖国派が戦後の靖国神社のあり方を憂え、何とかしたいと考えるとき、つねに目障りでならないのは、反靖団派が持ち出す「政教分

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    2009年10月04日
  • 頭を冷やすための靖国論

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    タイトルの通り、頭を冷やすために読んで見さみた。靖国神社というのは日本国内だけの問題ではなく、なぜか韓国や中国までも絡んでくる。そして、靖国問題で頭が熱くなり感情的になる。そこで見つけたのがこの本である。いろいろな側面から靖国問題について書いてあり、冷静になって読める。

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    2014年05月19日