上田正仁のレビュー一覧
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考える力
問題を見つける力
解く力
あきらめない人間力
ブレークスルーに必要な能力の3ステップ
1- 何がわからないのわからない: 問題の本質を見抜く力
2-答えを理解できない: 大量のデータから知恵を抜粋する力
3-答えがわからない: 独創的かつシステマチック問題解決力
まとめると
1- 問題定義
2- アプローチの論理的なデザイン
3- クリエーティブな解決策の考案と実装
情報集めだけに酔っていけない
知識から知恵を抜粋する本質抽出することが大事
わからないことがあった時に
さっとwikipediaで検索してなんとなくわかったことで満足していませんか
捨てる
情報を集めた -
Posted by ブクログ
マニュアル化される仕事が機械に奪われていくこれから。人間には「自ら考え、創造する力」が重要だという。
その「自ら考え、創造する力」は3つ(問題を見つける力、解く力、諦めない人間力)に分類される。
中でも高等教育までの教育で鍛えられていない問題を見つける力が大学や社会ではとても重視される。
・問題を見つけるためにわからないことをレベル分けする
→何が分からないかを明確にすると次のアクションが見えてくる
・「私は何を何のために考えているのか」考えてみる
・気づいて意識を明確にするまでが大事
・知らないことを幅広く知っていくことでどの細かい領域から知っていこうか考える
・理解した情報はどんどん捨て -
Posted by ブクログ
この著者の考え方は理科系らしく非常にすっきりとして分かりやすい。きわめて乱暴なまとめ方をすれば、頭脳が効率的効果的に動くようにつねに無垢な状態を保つための工夫をせよということにある。私たちは分からないことに遭遇したときに、たいていはその解決の糸口をさがすことなく、既成の概念を当てはめて理解したつもりになるか、あきらめてしまうかのいずれかである。本書ではその状態の認識からはじめ、自分にとっての問題点を把握することが大事とする。興味深かったのは、理解した情報は思い切って捨てるという潔さを持つことが肝要であるということだ。これは何度か繰り返されて述べられており筆者の思考法の根底にあるものらしい。そ
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Posted by ブクログ
「創造力」を培うにはどうしたらよいか。
これは自分自身にとっても、これから育っていく子ども達にとっても興味にあるテーマだ。
そんな折、偶然見つけたこの本。
なかなか勇気の出る内容だった。
何より著者は「創造力に才能は必要ない」と断言してくれたからだ。創造力=ひらめき・天才という固定観念があった私には目から鱗だった。
「マニュアル力」「考える力」があるからこそ「創造力」が生まれる。
何がわかっていて何がわかっていないか割り出すことができれば、新しい創造のテーマが生まれる。
フェラガモの話が面白い!
9歳で妹のために靴を作り始めたフェラガモが、アメリカにわたり、オードリ・ヘップバーンらの靴を作 -
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考える事が苦手ですぐやめちゃう、そんな自分を変えたくて読んだ。諦めずに考え続ける事が大事、それは頷く所だが、じゃあどうやって?その一つが、メモ取るのも大事だが、同時に理解したら捨てて行くというのも新しい。脳にも断捨離必要なんだ。考えるためのメモリを常に空けておく。加えて、成功体験も捨てる!確かに。成功体験が頭を占めてると新しい考えが出て来ないかもしれない。
「答えの出ない苦しさを感じていたら、ひらめきはすぐそこ」→そうなればいいけど!私、もう少しかも!と思って考え続けるのは楽しいかもしれない。それでもひらめきが生まれなかったら、まだまだ考え足りないって事ですね。
成果の出ない時間を無駄と考えな -
Posted by ブクログ
共感する所が多く、また「!」も幾つかあった。
特に1+1の話は面白かった。
1+1=1になる場合、
1+1=2になる場合、
1+1=1+1になる場合の話は爽快だった。
受験勉強や学校の勉強で、簡単に答えを求めすぎる傾向にあると思うけど、それは仕事をしていて強く感じる所。
正直去年までは自分も、自分で問題を設定して、その問題に対して積極的に正しいアプローチをして成果を上げるということをしてこなかったので、解を求めるだけの脳だったな、と感じている。
町の中でもなんでここにポールがあるのだろうか?とかテレビを見ていても、この人たちは普段何をしているのか?さっきこの人が言った発言はどういう思考 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者のいう「考える力」とは、問題に気づき、何が分からないかを知り、諦めずに考え続け、オリジナルの解答に辿り着く創造力といえそうだ。
それは学究の世界では重要なことだと思うが、日常の社会生活のレベルではオリジナルの解決法を編み出すために諦めずに時間をかけて考え続ける必要もなければ、先駆者である他者の成果に勝つ必要もない。既存の答えがあるのならマニュアル的知識であっても、いま目の前にある課題を解決する力こそが重要だと感じる。
それでも知識を自分なりに咀嚼し、できあいの知識を手放すことによって自分なりの思考をはぐくむことは大切にしたい。
13-158 -
Posted by ブクログ
仕事でも研究でも、流行に乗ってついついそちらに流されることが多い。注目もされるし結果も出やすいので、優秀な人ほどそうなる傾向がある。しかし本当に何がしたいのか?を考えテーマを決めて取り組むことの大切さを説いている。
そしてこれから大切なことは「問題を見つける能力」であり、そのための考え方などは非常に勉強になった。
考える力は「マニュアル力」の基礎の上に成り立ち「創造する力」は「考える力」がなくては成立しない。考える力と創造する力は表裏一体の能力というのはよかった。
あえて周り道をする、「キュリオシティ・ドリブン(好奇心主導型)」と「ゴールオリエンテッド(目的志向型)」の行動の違いはとても納得し