青山広美のレビュー一覧
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ネタバレリンジがまるでヒーローのようだ…!!
幾らなんでも酷過ぎる能力・戦力差。
4巻の引きの状況では「ゲームになるのかこれ」と思っていましたが、まさに知恵と度胸で渡り合ってますねぇ。もちろん、運や偶然の要素はありますが、その辺含めても強大な敵に最善を尽くして挑む姿は確かにヒーローと呼ぶにふさわしい。
話が地球規模、しかも歴史込みという範囲にまで拡大してますが、この絶望的状況だからこそ面白いって気分になってきました。
でも。いくら理論を発見したといっても、その制御法については全く触れてなかったわけで…重力コントロールまで出来るってのはどうなの?w -
Posted by ブクログ
連載で読んでいたかぎりこの巻は新キャラ登場からゲーム開始までの「つなぎ」の話なので、それほど破壊力はなかろうな、と思っていたのだけれど。
エミリー登場まではまだ常識の範疇──しかし美華さんが出た瞬間、もうこの漫画は確実にエクストリーム(命知らず)だ! 「美華さんッ!!!」「美華さんだ━━ッ!!!!!」
あの2ページ2コマに全てが持ってかれたと言っていいくらいだけど、他にも実は見せ場は多い。過去からの因縁、肉親の危機、そのへんに着地すればいいものを最終的に「ギャンブルの恍惚」に結論が行き着く杜夢のクレイジーっぷりがまず最高だ。新境地に達した阿鼻谷の顔芸も見逃せない。だいたい阿鼻谷のいとこって、どんなだ、一体。
杜夢の必要以上にセクシーな部屋着(布団の中ではパンイチで、とりあえずジーンズだけ履いたんだろうか? それとも上半身裸にジーンズが常に部屋着なのか? このマンガでは後者が正しそうな気がするから困る)、エミリーにかけた情の深さを多少はわけあげてもいいんじゃないかという杜夢の美華さんへのひどい扱い(ある意味「気安い仲」だからなのかもしれないが……)、馬鹿が戦車でやってきて五木島はタクシーでやって来る!(ノリで)
元ゼミ生2人の加入も「あの強敵が味方になる頼もしさ」という何気に基本に忠実な(とてもそうは見えないのはキャラがキャラだからか?)非常に燃えるシチュエーションで良し! 「白鷺親衛隊」ふたりの心和むチアぶりも忘れてはいけないだろう。
こうやって連続するつなぎの回をきっちり退屈させずにグイグイ読ませ続けさせる機知はさすがこの作者コンビの技か。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「アガれば死ぬ」と言われる伝説の役満・九蓮宝燈。対局中にその手が入った女性が毒殺される。犯人はどうやって毒牌を引かせたのか?4編の事件からなる麻雀ミステリー。
印象的なのはやはり、麻雀をフックにした殺人事という独自性。九蓮宝燈を和了るのに、何故かツモを選んだ被害者。盗まれたのに何故か事件現場に一式揃っている雀牌など、独特な謎が展開されていくのは本作ならではの魅力です。トリックが破天荒だったり、麻雀要素が薄かったりと、事件ごとに一長一短といった印象はありますが。ただ、麻雀をほとんど知らない私でも解説は分かりやすく、置いてけぼりにされることが無いのは好印象です。
もう一点惜しいのは、主人公の「バイト刑事」というユニークなキャラクター設定がほとんど活かされていないこと。初回以降はごく普通の探偵役に収まってしまい、せっかくの個性が導入部だけで終わってしまったのは残念に思いました。
特に印象に残った話では「国士無双殺人事件」が挙げられます。
犯人が証拠を自動で隠ぺいする仕組みを用意したものの、隠ぺいが完璧すぎて自分ですら確認できない、という皮肉なオチは面白かったです。こうしたアイデアは本格ミステリとしても十分応用可能で、もっと掘り下げられればさらに光ったかもしれません。
総じて、本作は「麻雀×ミステリ」というニッチを開拓した、唯一無二の怪作。完成度にばらつきはあるものの、「麻雀ミステリ」とい独自のジャンルを切り開いた一冊として十分に楽しめました。