飲みながらエロス(愛とか女神とか。決して肉欲的なものだけを意味するものでは無い)について語っているのを眺める本。ソクラテス登場回。めっちゃエロスについて語ってるけど、ソクラテスの問いもなかなかのもの。エロス云々より無知の知でソクラテスがひたすら問い詰めるのはこんな感じなのかと思った。結構鋭い。そして
...続きを読むソクラテス崇めすぎやろwと思える信者もいる。あと、面白かったのは婦人もソクラテスに文句あっかと言わんばかりに独自論を展開する。強い。古代ギリシャの力強さを感じた。
そしてエロスについて。正直読みづらいので中身まではしっかり入ってない。ただ、本当にその人の為を思って、見返りを求めずに行動することなんだと思った。あとは、フロムの「愛するということ」で衝撃を受けた、愛する人に気づいた時に孤独を感じるということ。恋は「欠乏してるものを求める」ということに胸がズキンとした。愛に気づいた時、やはり孤独だったんだな。エロスを素晴らしいという理由もわかる。