石原薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ英語のタイトルは Creativity, Inc. 。ピクサーの歩みを振り返りながら、創造的な組織をつくるエッセンスを述べている。ピクサーの映画を漏れなく観ていたらと、もっと面白く読めたかもしれない。巻末付録のポイントが仕事や生活の参考になるので、メモしておく。
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1. よいアイデアを凡庸なチームに与えればそのアイデアを台無しにし、凡庸なアイデアを優秀なチームに与えれば、それをテコ入れするかもっといいアイデアを返してくれる。よいチームをつくればよいアイデアに恵まれる。
2. 人を採用するときには、そのときの能力レベルよりも、これからの伸び代 -
Posted by ブクログ
1.映画では常にヒット作を出し続けるピクサーがどんな会社なのか、内情を知りたくて読みました。
2.ピクサーは誰しもが情熱を持って仕事をしており、自分の創造力を常に発揮しながら映画を制作しています。これは、自分自身の力だけでは衰退してしまったり、削いでしまうことがあります。マネージャーとして、ピクサーがどうあるべきなのか、どうしたいのか、どのような人を採用し、育てていくのかが述べられています。
また、著者自身がどのような経験を経てピクサーを育ててきたのか、周りの人間関係をどのように乗り越えてきたのが述べられています。
3.常に情熱を注げられる組織にすることはとても難しいと感じました。大抵の人 -
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Posted by ブクログ
【営業マンがモノを売ったときそこに敗者は存在しない】
「営業の神様」と言われるジョー・ジラードの営業論がまとめられた一冊。
恵まれているとはいえない家庭環境から、転職を繰り返し、定職になかなか見つからなかった著者が世界一のセールスマンになるまでの自伝的要素も含まれています。
アフターフォローの徹底やPDCAのサイクルを回すこと等、今日の営業論としては定説のようになっている、営業の基本、まさに教科書的な一冊だと感じました。
個人的に響いたのは、営業に対するマインドセットです。「営業職」に対してマイナスのイメージを持つ人も少なくないと思いますが、本著を読んでいるとジョー・ジラード氏が営業と -
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Posted by ブクログ
デザイン思考関係の参考書としてよく出てくるから読んでみた。分厚い。結構失敗してんだなってのが印象。
・ベンチャーが試行錯誤しながら大きくなる苦労、楽しさ
・ジョブズを周りから見るとどう見えているのか、天才との関わり方
・大組織化した後の創造性の守り方
読む人によっていろんな読み方ができる本だなと思った。
個人的には一番最後の見方が面白かった。一文で言うなら「信頼できる人を採用し、社員が誠実に仕事をしてもらえる環境を最優先する」
・なんでそこまでコンピュータアニメーションにこだわったんだろ
・技術よりも、人を管理するのが難しかったらしい
・全然うまく行ってないし軌道に乗らないもんなんだなあ
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Posted by ブクログ
NYの飲食業界で働く方々のインタビュー集。シェフだけでなく、肉加工、魚加工のプロフェッショナルの方のインタビューも入っています。全員が口を揃えて言っているのが、若いうちはプライベートを犠牲にして身を粉にして修行しないと大成できないということ。私も食にまつわる仕事に就いてはいますが、ここまでの情熱を持って仕事に取り組めたことはありません。ハングリーになれない私の特質もありますが、やはりNYという場所で一旗上げることの価値を得るために、皆さん努力されておられます。
そして、インタビューの端々に記載されているメニューの価格を読んで思うのが、物価の高さ。アメリカで普通にランチしようとしたら、チップ -
Posted by ブクログ
非常に良い内容だった。
ブレイントラスト 本音で語れる環境は大事
アイデアよりも人が大事
トイ・ストーリー2の時、データの保存はUnix、Linuxに置いていた
ある日誰かが tm -r -f * をした。
バックアップシステムも動いていなかった
妊娠していた女性が自宅にバックアップをしていた助かった
この時、犯人探しはしなかった
それよりもバックアップシステムの改善や削除コマンドの権限化や社員の自由な行動に歯止めをかけなかった
スティーブ・ジョブズも若いうちは非常に話しづらい印象だったが、nextやPIXARとの交流でどんどん怖いだけの人では無くなった。
PIXARに対しては本当に未 -
Posted by ブクログ
ネタバレ地球環境を保全し、持続可能な資源利用のもとでの豊かさの実現を考えさせられる。本書ではBOPピラミッドの底辺の40億人の貧困層の需要に応えるビジネスによる対応策が示されている。そこでのキープレイヤーは多国籍企業だが、トップダウン、画一的なビジネスモデルは否定される。40億人がターゲットなのではなく、それぞれの土地、村の生活者に資金・収入をもたらす土着・共創のビジネスであり、それを実現する発明・技術が求められる。
利潤や効率性からの80:20の発想ではなく、薄利多売でもない、BOPのニーズに応え・受け入れられるビジネスにより持続可能な豊かさの実現が可能となる点は理解できた。地球環境の持続可能性から -
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