斎藤忠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東大教授だった考古学の斎藤忠先生ではなく、埼玉県在住の在野の研究家の斎藤忠氏の2015年の著作。
論拠を証明するための物証や文献が圧倒的に少なかった前作『裏天皇の謎と阿部晴明』と違い、今作では『イエズス会日本年報』と、『フロイス日本史』から、イエズス会宣教師の書いた文章をしっかりと引用しています。ただ、ちょっと堅すぎて、歴史研究書という感じになっています。
タイトル通り、キリストになろうとした信長についての研究が書かれたのは、前半のみ。後半は、本能寺の変について書かれています。
そのため、余計に歴史研究書的になっています。
定説を疑問視する著者の姿勢には好感が持てます。ただ、もう一歩踏み