萩原さちこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ日本城について行きやすいのかどうかを全てに記載されているのが非常に面白かった。
行ってみたいなと思ったお城はまず、ここの難易度に☆がいくつ付いているのか、最寄り駅から徒歩何分なのか、高度はいくつなのかなど、興味がある人目線で書かれている大変良い本でした。
山城用語が最初に記載されているため、その後の説明も非常に分かりやすく、お城の情景を思い浮かべることもできて助かりました。
最後には戦国合戦年表と共に、説明があった山城の関連ページも記載してくれるなど非常に親切で、再度戻って読んでみようとなりました。
写真もかなりあり、時代によって石垣の積み方が違っているのが良く分かり、地域ごとに分かれてい -
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Posted by ブクログ
「城」とひと言で言うと大概の日本人が頭に浮かべるのは「天守」の部分である。が、天守とは城を構成するパーツの一つなのにやはり最も心象に残るもので、ひとつひとつ解剖していくとそれぞれ個性豊かな顔が見えてくる。
本書曰く天守の最大の特徴であり魅力は。
『限られた時間の中で美観も実用も追求しながら築かれた天守は、人間の試行錯誤が如実に反映されている建物』
戦乱の世に造られた城がその後平和な世になり増築すると下層と上層では目的も変わり、建築工法が違うとちょっといびつになったり見た目も変わってくるだとか、その時の状況や政治情勢によっても同じ城でも色んな側面が見えてきて面白い。
現存する天守12棟の