小笠英志のレビュー一覧
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高次元空間とはどういうことか考えてみたかった。途中で根気が尽きて議論においていかれてしまったがとにかく読み通した、という感じ。ただ、それはこちらの理解力の問題で、内容自体はとても面白く理解しやすいように配慮されている。おぼろげに言いたいことは理解したと思う。読んで感じたのは、高次元空間での結び目を考...続きを読むPosted by ブクログ
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人間は3次元世界に生きているので、高次元を理解するには本書で度々出てくるセリフ「気持ち重視で」「心眼で」「直感力を使って」が必要なのだなと思う。Posted by ブクログ
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低評価の目立つ本だが,松本『多様体の基礎』がラノベ呼ばわりされる分野である以上,本書は低レベルでふざけているとしか思えない読者も多かったのだろう。
本書ではいかに多様体を見るかについて重視され,実践的な例が豊富である。PART3までを手を動かしながら進めていけば十分だろう。PART4以降はあまり役...続きを読むPosted by ブクログ -
小笠英志『高次元空間を見る方法』。数学では高次元を扱うことがあるがこわいイメージを持ちがちだけど、それを「コワクナイヨ」する本。実際けっこういける感じがする、け、ど…、CW複体が登場するあたりから完全に置き去りにされた。また読み返してみるともうちょっと先を読めるかもしれない。Posted by ブクログ
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高次元初心者ですが、なんとか最後まで読みました。イメージ図のおかげで4次元までは見えました。それ以上になるとやはり直感理解は難しい。著者は結び目が専門のようだが、まず、そんな専門があるのか!Posted by ブクログ
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一生懸命書いたけど,消えた..モチベ下がったので,以下,テキトーに書く.
「高次元が俺にも見えるかも??」と思って買った.
要約は以下.
1.高次元とはどんなものか?その具体例.
2.高次元と結び目の関連.(3次元空間で三葉結び目は解けない.でも4次元で取り扱えば解ける.4次元で解けない結び目は...続きを読むPosted by ブクログ -
細かい理屈は抜きにして、直感的に高次元を見るための考え方が示されていて、実際に見ることができた。分かってしまえば非常に簡単で、どうしてこんなことに気づかなかったのかと思うほど。そしてトポロジーで出てきた「切断」の意味もようやく分かった。まさにこれが次元を1つ上げる操作だったとは。これでトポロジーが...続きを読むPosted by ブクログ
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世界観を広げたいと思って手に取りました。
内容は難しく、二度読んでやっと理解できました。
しかし、図が豊富で説明が丁寧なので、高校数学で挫折した私でも「面白い!」と思えました。
数式で納得するだけでなく、イメージとしてn次元をとらえられることができます。
説明が細かいので、概要を理解するだ...続きを読むPosted by ブクログ -
数学が多少なりとも好きな人でないと楽しめないかもしれません。
けれど、自分で式を書いて4次元を表したときに色々と想像し感動もしました。
親切な図が大変多く、直感的にも理解ができます。
小難しい数学の本ですが、不思議な感動を味わえる一冊です。Posted by ブクログ -
啓蒙書なのでしょうがないが、言いたいことは(多様体を勉強したことがある人なら)想像つくが、よく理解出来たとは言えない。初学者にもお勧め出来る本ではないように思う。最後の方で、トポロジーに関する未解決問題が示されているのは良いと思った。その部分と、最後の参考文献のリストに価値があると思う。Posted by ブクログ
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しきりに、4次元のものを「見えますか?見えるでしょう?」と語りかけるが、中々見えないし、見えるようになるコツも今ひとつと感じた。数式の議論はほとんどなく、感覚で読み進めた。Posted by ブクログ
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数式はあまりなく図が多いのだが、だからわかりやすいかというとそうではなく難しかった。
良く思うのだが、この手の話は本でことばや絵で書かれるより、Youtubeなど動画での解説があると嬉しい。Posted by ブクログ -
二次元、三次元での現象のアナロジーから、高次元空間を「見る」ことを目指す本。中盤辺りから、「直感で理解してください」との無茶振りが連発して、オイオイと思ったが、まぁしょうがないと言えばしょうがない。特定の(三次元上ではほどけない)三次元結び目が四次元空間上に持ち込むことでほどける、というのはへぇと思...続きを読むPosted by ブクログ
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4次元以上のイメージのしかた(3次元空間でほどけない結び目を4次元空間でほどく方法とか)を少し知ることができた。あと結び目理論は興味深い。その2つについてもう少し深い解説が読めたらもっとよかったのだが。やさしい話と超難しい話が多くて中間がない。Posted by ブクログ
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三次元までの図形であれば、その形状を頭の中で思い描けるし、紙の上で表現することもできる。これが四次元以上の高次元となると、想像することが難しくなる。本書は、まず高次元で物事を考えることは特別な状況ではなく、三次元世界で何かを考えるときにも必要な考え方であると説明される。目から鱗のポイントの一つである...続きを読むPosted by ブクログ
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期待値が高すぎて、、、
言ってることは分かるけど、、、
似たタイトルの別の先に出ている本を読まにゃだめかなPosted by ブクログ -
進め方がとても丁寧で、
ごく自然にn次元への拡張を
感じられました。
3次元+1次元の説明のようなことは、
実はきっと誰しも普段の生活で
工夫しながらやっていることだと思います。
3次元曲面を4次元方向へ"のばす"時の
頭の中の独特の感覚。
頭のストレッチになります。Posted by ブクログ -
著者は高校の数学および大学の教養レベルの数学を
理解できる事を前提として書いている、と言っていますが
恐らく円と球の方程式がわかりさえすれば読むことは可能です。
あとは集合論を少々。
5次元,6次元の世界、そして宇宙論の最新理論であるM理論
(11次元らしい)を目に見えるように図で書いてくれている...続きを読むPosted by ブクログ -
刺激的なタイトル!4次元以上の空間、ぜひ見てみたい!
守護霊が見える?月の裏側が見える?アストラル界が見える?
いやいやそういう趣旨の本ではないようだ。期待した人、残念。
パラパラめくってみると、数式や図が並んでいる。要は数学の高次元多様体についての入門書。数学はやっぱり苦手だ。
ちょっとだけ気合...続きを読むPosted by ブクログ