権藤博のレビュー一覧

  • 継投論 投手交代の極意

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    日経にコラムを書いている権藤博の本を見つけて期待を持って一気に読んだ。とても面白いし、勉強になった。技術論ではないところが良かった。それは以前何冊か読んだ落合博満の本も同じ。どちらも優勝を目指す集団を経営するストーリーになっており、会社内の各機能のノウハウ本ではない。企業と違うところは選手たちは元々、その分野でプロとして活躍することを夢見てその集団に入ってくる、というところだろう。その差は大きいが、それはいつクビになってもおかしくない環境だから、というのもあるのだろう。最後に権藤博が書いた言葉がとても印象的だった。
    「忘れてはならないのは、戦うのは社員などの
     従業員であり、戦いで傷つくのは彼らであると
     いうこと。そして戦いの結果責任は上の人間に
     あるということです。それを考えれば自ずと
     上がやるべきこと、かけるべき言葉が決まって
     くるのではないか。そう思います。」

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    2024年04月10日
  • 継投論 投手交代の極意

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    日経のコラムが面白いのでこの本も読んでみました。書かれてる通りにやれば優勝できるね。野球は8割が投手で決まる。投手はメンタルに依るところが大きい。ならば投手が気持ち良く投げられる環境を作ればおのずと勝利、優勝は近づく。これだけのこと。

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    2024年01月14日
  • 継投論 投手交代の極意

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    監督としてベイスターズを日本一に導き、日本代表の投手コーチとしても活躍した権藤氏の投手起用に関する話。権藤氏の信念が伝わってくる。投手がどのような気持ちで戦っているのかの一端を知ることができた。
    「我々の時代の監督は現役の頃に召集令状が来て戦争に行き、戦火をくぐり抜けて、また野球界に戻ってきたような人が多かった。だから野球ができるだけで最高だ。「何?肩が痛い?ヒジが痛い?たるんどる!命までは取られりゃせんよ」という考え方ですよ」p5
    「8、9回をいかにしのぐか。投手コーチの役目はその一点に絞られている」p6
    「選手たちは試合に出てナンボ」p8
    「投手一人で1試合抑えるのはなかなか難しい時代になった」p20
    「中継ぎは、1イニングだけ投げさすのであれば、休ませないでも(毎日でも)大丈夫」p46
    「優勝するために戦ってきて、その優勝が見えてきたら個人成績なんかどうでもいい。選手だってそういう気持ちになる」p48
    「やっぱり左対左っていうのは、ピッチャーによってはすごく効く」p69
    「藤波には160km近い球があるわけじゃないですか。それで荒れ球ときたら、バッターはもう腰が引けて震え上がりますよ。それは最大の武器なんですから、その武器を捨ててまでボールを落ち着かせて、恐くもなんともないピッチャーになってしまったら終わり」p75
    「現代野球は8回、9回で決まるというのが僕の考え方ですから、ここをしっかり乗り切れるように役割分担をはっきりさせて、マネジメントするというのがますます大事になってきますよ」p80
    「ミスター・ゴンドウ。教えてくれるのはありがたいけど、教えられて覚えた技術はすぐに忘れてしまう。自分でつかんだコツは忘れない」p113
    「(第一打席の見逃し方)スライダーでもフォークでもいいけど、変化してボールになる球を、知らん顔して見送ったヤツ。これは危ない。そうじゃなくて、それに反応しかかってボールを打ちにいってしまうヤツは大丈夫」p125
    「変化球って投げすぎると肩やヒジに負担がかかる」p140

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    2019年04月17日
  • 継投論 投手交代の極意

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    監督も務めて日本一も経験した、権藤博による系統論。
    権藤博と二宮清純の対談形式なので読みやすい。

    自身の経験を踏まえて継投の必要性を熱弁しており、内容も非常にわかりやすかった。

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    2023年03月27日
  • 打者が嫌がる投球論 投手が嫌がる打撃論

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    <目次>
    第1章  嫌なバッターの共通項~データでは分からない生きざまがある
    第2章  打者が嫌がるピッチャーの絶妙な「間」~速いだけでは抑えられない
    第3章  その常識を捨てなさい~「低めに投げろは大間違い
    第4章  嫌なバッターはあいつだ!
    第5章  嫌なピッチャー、嫌なバッターをつくるためには~監督・コーチができること、できないこと

    <内容>
    権藤博と二宮清純の対談集。我々野球好きの常識、テレビの解説者の常識を覆す話がたくさん。ピッチャーなら、「外角」「低め」「間」。バッターなら、「インコース」…(権藤さんがピッチャーなので、バッター編は少し)。第5章も示唆に富む。「教えない」「アドバイス」。むろん、プロに来る選手の技術を基にしている話だが、一般の教師と生徒や上司と部下などにも当てはまるか…。我々は教えすぎるから、生徒や部下は指示待ちになる。「いかに考えさせるか?」が大事!

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    2019年12月30日
  • 継投論 投手交代の極意

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    タイトル通り、『継投』について著者が対談した本となっており、最近の台所事情が書かれている。

    投手の分業制が当たり前になり、一人のエース級の投手だけでは成り立たないのが今のプロ野球である。その為、後ろからゲームプランを組み立てていく考えはもっともに思われる。だからこそ、しっかりした抑えがいるチームが日本一に輝いているのも頷ける。

    加えて、ブルペンでの肩作りも、従来の2回ではなく1回とするところも新鮮味があった。2017年、セ・リーグの中継ぎ・抑えの両タイトルを取った阪神も、金本監督・金村コーチのもとこの方針を取り入れているようだ。

    本書を読み、来年以降投手の継投について、また違った視点から試合を見てみるのも面白そうである。

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    2017年12月16日
  • もっと投げたくはないか 権藤博からのメッセージ

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    権藤さんの一生が詰まった一冊。仰木監督や高木守道監督との確執も包み隠さず書いてあります。
    松山千春と仲がいいとは知りませんでした…

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    2015年02月10日
  • 教えない教え

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    短い現役時代よりも、現役後の指導者としての実績の方が有名な著者による一冊。

    そのせいか技術的な話は少なめだが、指導者だけあって、コーチング理論において抜群の説得力があった。

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    2014年08月04日
  • 教えない教え

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    ネタバレ

    中日ファンということもあって、この本の存在を知ってすぐに読みました。
    権藤さん、いろいろと考えてますね。野球に興味のない方でも教える立場の方には参考になる1冊だと思います。
    (野球に興味がある方はなお深く味わって読めると思います。)
    自分が感銘を受けたのは以下の3点。

    ・「教えすぎるな」
    真にその人物の成長を望むのであればコーチや教える立場の人間はDon't over teach.を忘れてはならない。どんあ相手であれ、真の成長を望むのであれば丁寧に助言し、我慢強く見守っていく姿勢を保つことが大事なのだ。
    ・「練習に『宮本武蔵』の修行法を取り入れた」
    麻の芽の上を毎日跳んでいるうちに気付いたら麻の生長とともに人の肩の高さも跳べるようになった。三日坊主にならず地道な努力を毎日続けることが大願を成就させる上で最も大切なことなのだ。
    ・「”やらされている”うちはものにならない」
    工夫、想像力といったものは自主性があって初めて培われていくものだ。やらされているのではなく、やるという感覚がなければ何事も身に付かないのである。

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    2013年02月11日
  • 教えない教え

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    ・できないものをできるまで辛抱強く見守ってやるのが「優しさ」である。一方、できるまで待つことができず、また今度とか次にやればいいよとなってしまうのが「甘さ」である。

    ・Mr.ゴンドウ。教えてくれるのはありがたい。でも教えられて覚えた技術はすぐに忘れてしまうものなんだ。Don't over teach。

    ・自分の姿は自分には見えない。バッターにはピッチャーの姿が、ピッチャーにはバッターの姿しか見えない。だからコーチは彼らを映し出す鏡にならないといけないのだ。
    悪い状況に陥った人というのは自分自身が見えていない。自分が見えていないから更に悪い状況へと陥っていく。

    ・よく「ライバルをつくる」と言ったりするが、私はライバルはつくるものではなく、見つけるものだと思っている。主体性を持って自分からライバルを見つけていく。

    ・「やらされている」を「やる」に変えるには、部下ひとりひとりをプロとして認めてあげるだけでいい。

    ・テニスも野球もゴルフも、打つポイントは基本的にヘソの真正面。つまり体の正面でボールを捉えないと、威力のあるボールを打つことはできない。

    ・チーム内でよい競争を展開させていくには、ポイントをしっかりと押さえておくことも肝心だ。一軍ベンチ入りの人数も限られているわけだから、すべてのポジションで選手たちを競わせることは難しい。となると、一番効率の良いポイントを見つけ、そこを徹底的に競わせていくしか方法は無いのだ。

    ・権藤君、若手をガンガン怒っちゃいかんよ。怒るならベテランを怒りなさい。

    ピンと来なかったのは一箇所だけ。
    直感は人間の本能にあり、磨けば誰でも取り戻せる。羽生名人も直感は7割正しいと言っている、という箇所。直感は経験に裏打ちされた脳の反射で、学習、勉強で磨くものだと思う。
    でもあとは、とても、含蓄がある。

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    2013年12月29日
  • 教えない教え

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    先日、中日を退団した権藤博氏の著書。
    自身がコーチング及び組織のマネジメントについてどのような見解を持っているかを書き記した一冊。今季、高木監督と何度も対立した事も記憶に新しく、どのような部分で見解の相違があったのかを考えつつ読んだ。
    全体的な内容も読みやすく、自身の野球での経験を元に、ビジネス論、組織論に落とし込んだ話もあり、「ガチガチのビジネス書じゃ読む気しないけど…。」という人に読んでもらうのも面白いかもしれない。

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    2012年10月25日
  • 教えない教え

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    権藤さん自身の経験から、一流の指導者になるための
    「べからず集」を記してある本。

    権藤さんのアメリカコーチ留学の経験からはじまり、
    ベイスターズ日本一監督になるまでの、ストーリーと
    その経験から学ばれたよき指導者になるためには、
    なにを気をつけたらよいかがわかります。

    権藤さんの肉声がいまにも聞こえてきそうな本です。

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    2011年05月05日
  • 継投論 投手交代の極意

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    権藤氏はピッチャー出身だけに、ピッチャーの身になった考え方ができるようだ。実はキャッチャーは監督には向かないという権藤氏の考えは、その辺から来ている。
    「打たれる前にピッチャーは替える」
    「先発、中継ぎ、セットアッパー、クローザーという全員の協力で試合に勝つ」
    その他、なかなか含蓄のある対談だった。権藤氏のなかなかの人柄も分かった。

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    2026年02月08日
  • 打者が嫌がる投球論 投手が嫌がる打撃論

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    この本も一気に読んだ。事前の予想通り技術論的な本だった。でもそれは打ち方や投げ方ではなくて、それぞれの場面、状況でどのような選択肢があってこういう選択をする、というような戦術論になっており読みごたえはあった。
    権藤博も軸がしっかりしており、それだけの責任を取ってきた人。その人の良いところを二宮清純が上手く引き出している。

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    2024年04月10日
  • 教えない教え

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    タイトルの内容は最初と最後に書かれており、中間は権藤さんの記憶と記録でしたね。

    コーチ時代に感じた反面教師、
    don’t over teach
    気づかせる
    と言ったところか。

    先週読んだ吉井さんの方がより詳しかったかな。

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    2019年10月22日
  • 教えない教え

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    もちろん、ドラゴンズの投手コーチ就任前に出た本だから、昨年のシーズンについては何も書かれていない。ベイスターズ以外のチームについてのエピソードをもっと読みたかった。

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    2013年05月04日
  • 教えない教え

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    ネタバレ

    ・退くべき時を見極める→欲が出てきそうになったらぐっと我慢する
    ・マニュアルの答えは一時的。緊張する場面での経験の中にこそ答えがある。
    ・情報は捨てようとしろ。ひっかかったものだけが残る。
    ・中流のプライドと反骨心を持て。
    ・競争なきところに繁栄なし。ライバルを作り、おだてて競わせる。
    ・できない子はなぜできないかを一緒に考え、分かるまで何度も教えてやる。とことん付き合う。
    ・トップの余裕はやせ我慢からでも生み出せる。
    ・流れのいい時こそ、不測の事態に備え、準備を念入りに。
    ・人生のチャンスは、実働の8時間以外の16時間のうちにひそんでいる。
    ・自主性を身につけさせ、「やる気」を起こさせるためには、成果を実感させてあげることが一番の近道。
    ・やる気を削がないことだけでも、やる気を維持させることができる。
    ・辛抱強くない人間は、指導者に向いていない。
    ・まずは見える目標を与える。そのうえで徐々に進歩していく。
    ・人目につかないところで怒り、そのあとには必ずチャンスを与える。

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    2011年03月29日
  • 教えない教え

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    「権藤、権藤、雨、権藤」で知られる著者による一冊。「Don't over teach.」をもとに、優しくかつ厳しく選手と向き合っている姿勢が評価できる。昨今では、プロ野球も超高校級選手や即戦力ルーキーにばかり目を向け、育てるという肝心な部分がないがしろにされてきているように感じられる。これはまた、今の日本企業の現状にもあてはまる。力のあるスター選手ばかりを集めたチームよりも、いかにして不揃いのチームで彼らを生かし育てながら対等にやっていけるのかを考え抜くことこそが、上に立つ者の役目ではないだろうか。この本の内容は、何も野球に限ったことではなく、企業で働く管理職の人たちにも相通ずるところがきっと多くあることだろう。

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    2011年01月17日