藤原洋のレビュー一覧
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デジタルトランスフォーメーションという大きなうねりのなかで、新しいテクノロジーがどのようなインパクトをもたらすのかを日本の実情に合わせて解説、インターネットの本質は「自律」、「分散」、「協調」であり、組織も「ピラミッド型組織」から「自律・分散・協調型組織」に作り変えることが急務として、5G、IoT、AI、フィンテックを活用したビジネスの展望を語り、イスラエルとの共創にチャンスありと提唱します。インターネットで情報の流れが大きく変わり、更にはモノやAIまでそこに繋がってきたなかで従来型の組織や社会構造が温存されているのは、他がそうしているからと同調する日本人の同質性なんだろうか。
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内容紹介
第3次産業革命ともいわれるIT革命(デジタル情報革命)を牽引してきた著者が、来る「第4次産業革命」である環境エネルギー革命を説く。世界のエネルギー事情と、地球環境からみたエネルギー問題を検証した上で、太陽エネルギーの世界を解説。スマートグリット、電気自動車などの最新技術にも触れながら、日本が歩むべき道を提示。日本を牽引するビジネスリーダーに向け、最先端技術開発の「知」を収録。
内容(「BOOK」データベースより)
50兆円市場(2020年政府目標)をつかめ!これが太陽エネルギーの世界だ。世界はすでに第4次産業革命期に入っている。誰が勝機をつかむのか?最新のエネルギー世界のしくみと技術 -
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ネタバレ今日ソフトバンクの孫社長が、メガソーラーに関する協議会を立ち上げた話題でもちきりでしたが、そんな日に読んだこの本。
太陽光発電についてとてもしっかりと書かれている本です。
まずタイトルについてですが、世界はこれまで動力革命、科学変化、デジタル情報と3つの革命を経験し、その間エネルギー消費を拡大してきた。特にデジタル革命によるITは「増エネ」であり、消費を引き上げている。そこで、太陽光発電を中心とした第4次産業革命=エネルギー革命が必要な時代となっている。
ショッキングだったのが、IT=「増エネ」という事実。パソコンの高速化や、データセンターの巨大化で、IT消費電力は現状全体電力の5%に対し -
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タイトルと表紙のセンスの良さから、買ってしまいました。
結論から言うと、余り良い本ではないと思います。取り敢えず、如何に概要を述べます。
この本で言うところの第四の産業革命とは、ソーラー革命です。産業革命以降の資源、環境的要因から、世界は再生可能エネルギー革命が起き、その主たる要因であるソーラー発電を基軸にしたエネルギー革命はスマートグリッドとEVの爆発的浸透により、数十兆円の市場を作り出すだろう。
ということを述べている本ですが、気になった点として、①ソーラー発電にばかり触れており、風力、潮力、地熱などのエネルギーの関して殆ど触れていない。②技術革新を盲信し過ぎている感がある。例えば、 -
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本書より。
最新の研究によれば、地球上で人類が、利用可能な太陽エネルギーの総量は、現在消費しているエネルギーの約50倍にのぼる。
ふーむ。ただ、太陽エネルギーは有限。人類の消費エネルギーがムーアの法則のように加速度的に増えていくのだとしたら、またすぐに足りなくなると思うのだけど。
あと、太陽エネルギーは平等に降り注いでいる、と書いてあるけど…、、
地軸が傾いているから、地域によって平等とは言えないのでは?また争いが起こりそう。
ゴビ砂漠の7パーセントに太陽電池を作るだけでいい、と書いてあるけど…そのエネルギーをどこがどれくらい回収するかで絶対揉める。 -
Posted by ブクログ
藤原洋著「第四の産業革命」朝日新聞出版(2010)
*第一次産業革命(イギリスで起こった動力革命)、第二次産業革命(ドイツとアメリカで起こった重化学工業革命)、第三次産業革命(アメリカでおこったデジタル情報革命)がもたらした環境エネグリー問題が取り上げられています。第一次産業革命は同旅行革命、つまり「パワー」の革命です。第二次産業革命は「化学変化」の革命です。第三次産業革命は、「デジタル情報」革命です。
*全体を見渡して社会システムにまでどうもって行くのか考える発想は日本人には少しかけているのかもしれません。これからの日本企業には、全体をみて、全体の方向性を決める人が必要だと思います。個々の