大津栄一郎のレビュー一覧
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初ヘンリー。ショートショートの巨匠だなと。年を経ても色褪せない精彩なアイデア。見事なまでの伏線。短いストーリーの中にひっそりと紛れ込む様は擬態動物さながら。ラストでガブっと噛みつかれ、それが心地よくもハッとさせられる。個人的にはホッコリとする温かいストーリーの方が好き。賢者の贈り物や最後の葉は既読で...続きを読むPosted by ブクログ
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O・ヘンリーの20の短編が収録された作品集。
『最後の一葉』しか馴染みが無かったのでぐっとくるような優しい作品が多いのかと思えば、他作品は割とブラックユーモアがきいていて興味深かった。そしてどの作品もしっかりオチがある。
様々な性格の持ち主の人物が代わる代わる登場するが、良くも悪くも”人間くさい”...続きを読むPosted by ブクログ -
大体1話で10頁程度のショートストーリー。予想がつくものもあるけれど、ラスト5行でのどんでん返しが軽快で楽しい。『最後の一葉』が気に入ってます。Posted by ブクログ
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英米文学に進むからには……と古本屋で購入。英米文学、ぶっちゃけミステリーとファンタジーしか読んだことがなかったという……名前だけならなんとか
「賢者の贈り物」は絵本で読んだことがありました。他の話もそれなりに、学校の長文問題、ああいう感じの話を日本語訳するとこうなるよ。って感じです。ブラックユーモア...続きを読むPosted by ブクログ -
古典として楽しんだ。やはりニューヨークものがその時代の悲喜こもごもを描いていて面白かった。意外なオチに救いがあってあたたかい気持ちになれた。Posted by ブクログ
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言わずと知れた『賢者の贈りもの』、『最後の一葉』を含むオー・ヘンリの短編20作品。
であるも、私、個人としては和訳が直訳過ぎるのかしっくり来なかった感あったので★3つ。
一般的には評価の高い一冊。Posted by ブクログ -
サウンド文学館・パルナス「O・ヘンリ」
1 「賢者の贈り物」 小沼丹・訳
昔読んだ時はわからなかった。二つしかない宝物を手放してしまった二人を、どうして「賢者」と呼ぶのか。今では分かる。最高の贈り物は相手のことを真剣に想う心情なんだ。
髪はまた伸びる。以前よりももっと美しくなるだろう。時計を手放した...続きを読むPosted by ブクログ