大津栄一郎のレビュー一覧

  • オー・ヘンリー傑作選

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    ほんとに有名な、「賢者の贈り物」「最後の一葉」、あなたさまでしたか。というかんじ。
    そのほか、納められた18篇(計20篇)の短編も、王道のようでいて、最後にフーーむと唸らされる。

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    2016年12月13日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    間違いなく短編の天才。特に「最後の一葉」などは至る所でオマージュされている。是非英語で読めるようになりたいと思った。

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    2016年12月12日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    さすがに世界中で読まれているだけのことはあり、どれもこれも面白い。どこかで、一度は聞いたことのある話ばかりであるが、まじめに読んだのは初めて。
    短篇集であるので、ちょっとした空き時間に読めるのも良い。
    手元において、読み返したい。

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    2014年06月22日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    初ヘンリー。ショートショートの巨匠だなと。年を経ても色褪せない精彩なアイデア。見事なまでの伏線。短いストーリーの中にひっそりと紛れ込む様は擬態動物さながら。ラストでガブっと噛みつかれ、それが心地よくもハッとさせられる。個人的にはホッコリとする温かいストーリーの方が好き。賢者の贈り物や最後の葉は既読であったが、何度読んでも感じ入るものがあるなー。登場人物のキャラクターや個性に頼らず、物語の流麗のみで読者を惹きつけられるのはすごいなぁ。

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    2014年05月13日
  • ビアス短篇集

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    芥川龍之介の最高傑作『藪の中』の元ネタとなった『月明かりの道』を読めて感動。
    評論家達に絶賛された『アウル・クリーク鉄橋での出来事』も期待を裏切らない作品。
    あとはビアスの歪んだ少年時代の恨みをぶちまけるような近親殺しネタのオンパレードw

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    2013年11月10日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    O・ヘンリーの20の短編が収録された作品集。

    『最後の一葉』しか馴染みが無かったのでぐっとくるような優しい作品が多いのかと思えば、他作品は割とブラックユーモアがきいていて興味深かった。そしてどの作品もしっかりオチがある。
    様々な性格の持ち主の人物が代わる代わる登場するが、良くも悪くも”人間くさい”人物ばかり。100年ほど前の作品なので現代には見られない舞台や情景があるにも関わらず、何故か身近さを感じるのは魅力を感じられる登場人物たちのお陰なのかも。
    どこから読んでも楽しめる作品ばかりでした。

    ~memo~
    『最後の一葉』、『賢者の贈り物』、『改心』、『二十年後』、他。

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    2013年09月20日
  • ビアス短篇集

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    ビアスといえば『悪魔の辞典』が有名だけれど、小説も実に巧い。ポーの再来だとか、芥川の元ネタだとか、頷ける。気が利いている。

    とりあえず、どの話も、ことごとく人が死ぬ。だが、それをあくまで地面に足を付けたまま書いている。皮肉に唇を歪めて死を睨めつける作者の顔がページの裏に透けて見えるようだ。持ち前のシニカルな筆致で淡々と物語を語り、最後に鮮やかに落とす。短編小説の醍醐味が存分に味わえる。
    ビアスの描く死は、単なるおとぎばなしのスパイスではない。凝ったプロットに使うための小道具ではない。読者を感動させようと意図された悲劇ではまったくない。もっと確かなもの、乾いてざらざらしているもの。鼻歌歌いなが

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    2012年07月27日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    大体1話で10頁程度のショートストーリー。予想がつくものもあるけれど、ラスト5行でのどんでん返しが軽快で楽しい。『最後の一葉』が気に入ってます。

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    2012年02月05日
  • ビアス短篇集

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    南北戦争時代に風刺を交えた小説を書いたビアス。短編小説を組みたせさせたら彼はやはりすごい。現在まで彼の技巧が語り継がれているのも納得。

    いつか再読したいと思う。

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    2010年06月15日
  • ビアス短篇集

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    かの芥川龍之介に多大な影響を与えたといわれるビアスの短篇集。
    ビアスといえば「悪魔の辞典」で有名だけど、この作品集もそれに負けず劣らず相当虚無的かつ厭世的。
    「この人、頭おかしいんじゃないか?」ってくらいの勢いでひねくれてる。
    とりあえず、どの作品も基本的に人が死ぬ(笑)。
    死っていうのは文学のテーマでも最重要事項だと思うんだけど(文学のみならず人生そのものかもしれないが)、これだけ多彩に死を書けるのは絶対に才能だよなーと。
    数ページの間にその死を凝縮できるってのはなかなかできないだろう。
    この辺の死生観は軍人だったからこそ養われたのだなと。
    あまり人に大っぴらに薦めれる本ではな

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    2009年10月04日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    英米文学に進むからには……と古本屋で購入。英米文学、ぶっちゃけミステリーとファンタジーしか読んだことがなかったという……名前だけならなんとか
    「賢者の贈り物」は絵本で読んだことがありました。他の話もそれなりに、学校の長文問題、ああいう感じの話を日本語訳するとこうなるよ。って感じです。ブラックユーモアなオチもあるしさらっと読めました。原典読んだ方が良さが伝わるような気が。せっかくだし自由多読の授業用に探そうかなあ

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    2009年10月04日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    ネタバレ

    ひねりを利かせたプロットや意外なオチが特徴的な短編集。人間ドラマではあるのだけど、どちらかというとトリッキーな設定を重視する傾向が強い感じで、軽い感じがするし、無理があるものも結構ある。
    とはいえ、登場人物は性別、階層、職業などが実に多様で、物語の中で皆生き生きと動いている。解説によると作家業に専念する前は服役したり逃亡したりとかなり波乱万丈の生活を送っていたようで、その中で出会った様々な人々が作品に影響を与えているのではないかと思われる。
    「最後の一葉」は有名な作品だし、国語の教科書にも載っていたような気がするが、細かい点をすっかり忘れていた。「古パン」はカムカムエブリバディでるいが読んでい

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    2024年11月24日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    短編集、どの作品も意外な結末を迎えることが言わば「お約束」になっているため、ある意味型通り。最後の一葉のように印象に残るものもあるあった。馭者台からのみ分かりづらく感じた。本を読む気持ちが下がってるタイミングに読んでしまっただけで、読んだ時期によっては4になるかも。

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    2024年01月17日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    古典として楽しんだ。やはりニューヨークものがその時代の悲喜こもごもを描いていて面白かった。意外なオチに救いがあってあたたかい気持ちになれた。

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    2020年02月09日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    言わずと知れた『賢者の贈りもの』、『最後の一葉』を含むオー・ヘンリの短編20作品。
    であるも、私、個人としては和訳が直訳過ぎるのかしっくり来なかった感あったので★3つ。
    一般的には評価の高い一冊。

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    2017年05月06日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    好きな話は『二十年後』と『ハーグレイヴズの一人二役』

    訳が正しいかどうか分からないけど、少なくとも読み取りにくい文はままあった。

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    2011年08月19日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    サウンド文学館・パルナス「O・ヘンリ」
    1 「賢者の贈り物」 小沼丹・訳
    昔読んだ時はわからなかった。二つしかない宝物を手放してしまった二人を、どうして「賢者」と呼ぶのか。今では分かる。最高の贈り物は相手のことを真剣に想う心情なんだ。
    髪はまた伸びる。以前よりももっと美しくなるだろう。時計を手放したことで、新しい時計を手に入れる余地ができた。

    2 「最後の一葉」 小沼丹・訳
    パロディは見たことがあるけど、元ネタはこれだったのか。

    3 「マディソン・スクェア千一夜物語」 大津栄一郎・訳
    この画家はもっと評価されるべき

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    2011年03月20日
  • ビアス短篇集

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    『悪魔の辞典』のアンブローズ・ビアス。
    日本では芥川によって初めて紹介された。

    風刺っぽい表現が多いけど
    「エドガー・ポーの再来」というのは頷ける。

    ドイルの『まだらの紐』とビアスの『男と蛇』
    内田百閒の『くだん』とビアスの『猫の船荷』を
    セットで読むと面白いかも。

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    2010年01月24日