服部正也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
・タイトルが勝ちすぎてる
・こんなんめっちゃ面白そうじゃん
・でも読んだら普通に難しくて半分くらいしか理解できなかった
・新書だったら金融について疎い人でも理解しやすいような解説とか乗ってるのかと思いきや、そんなことはなかった
・特に平価切下げあたりがなんのこっちゃわからんくなった
・服部さんの主義思考、なぜそのような選択をしたかについてはちゃんと書いてあるので理解できれば面白そう
・自分にはまだレベルが足りなかった
・でも急に独立直後で体制もままならない中央銀行で孤軍奮闘する服部さんの勤勉さや誠実さは凄い伝わってきたし尊敬する
・読んでいると机に向かって施策立案や電卓を叩くだけでなく、積極的にルワンダの人と交流してその文化や考え方を理解するという対人能力もある
・もう少し金融について理解を深められたらまた読み返したい -
Posted by ブクログ
日本銀行員の服部さんがIMFからの依頼でルワンダの中央銀行総裁になり、奮闘する話です。
単に中央銀行内の話にとどまらず、ルワンダ社会の発展のために様々な制度を整備します。
整備するにあたり不平、不満を言い、策謀を巡らす勢力(既得権益層)が出てきますが、根回しや制度や法律を利用し、打ちまかしどんどん進めていきます。
面白い反面、ビジョンを持ち、論理立てて周囲を納得させながら進めていく様と自分の仕事ぶりを比較して、胃がキリキリする感じがする人もいるかも。
心に余裕がある時に読んだ方がいいと思います。
読む中で感じた大事な考え方は下記の通り。
①人は利害で物事を言うのだから、
何かをやる時は伝聞に頼るのではなく、
直接その対象を見にいくべき。
②最終的なゴールを見据えて物事をやるべき。自分の職務はここまで、これはできないと区切るのではなく、ゴールを達成するために何をすべきか考える
③偏見や差別的な言論は無視して、
目の前の現象から論理立てて考える。
当たり前のようでいてできてない人も多いと思います。私も上の3つは意識していこうと思いました。 -
Posted by ブクログ
敗戦の記憶がまだ新しかったと思われる1968年にIMFからの要請によって、当時独立して間もないルワンダ中央銀行の総裁として赴任した日本人の著者による記録。著者自身も日銀職員であり、金融政策や実務についてはかなりの知見があることは書中にたくさん書かれている問題とそれに対する対応策に関する考察で読み取れる。
本書を手に取ったきっかけは、いわゆる発展途上国とのビジネスにおいて常に悩まされる、現地人の責任意識の低さや、スピードの遅さなどについて、何かヒントはないかと思ったことである。
ルワンダは、独立前には隣国のブルンジと併せてベルギーの植民地であったため、ベルギーとの貿易が多く、かつそれに伴うベルギー企業やそれを支援するベルギーの民間銀行によるルワンダ経済への影響力が極めて大きかった。それを著者は赴任して目の当たりにする。ルワンダの政治・経済における問題の多くはこれに起因するものが多く、実質的に同国の運営はベルギーからきているアドバイザー達によって行われていたということである。更に問題だったのは、ルワンダ人の政治家や役人達の経済製作や実務に対する知識が乏しく、更には意欲と責任感を欠いてる中、ベルギー人達の言いなりになっていたという事だった。
結局、こうしたアフリカ諸国が現在に至っても先進国や国連からの援助に依存しているという構図は変わっておらず、そもそもだからこそ植民地として搾取された歴史を持っているとも言える。
著者はそのような状況の中、ルワンダ中央銀行と、それにとどまらずルワンダ経済の改革を行う事となるのである。結果的に改革は成功する事になるが、その最大の理由は著者が私利私欲や出身国の日本の利害を一切排除しルワンダのため、ルワンダ国民のための政策を実行した事によるものである。植民地の宗主国体質が抜けないベルギーの企業や銀行では到底出来ない事であり、日本人だからこそ出来たのではないかと思える。