表紙は冷たく暗い印象だが、内容は軽快な語り口で笑い話もちらほらある。
治験という、名前は知っているけど実態の掴めない商売(?)をライトに知るにはいい本だと思った。
ただし、あくまでライト。
筆者の体験に一歩踏み込んだものがなく、特殊な体験をした治験ボランティア由来の情報も立ち話を文書化している程度
...続きを読むなので、読む側としては「ちょっと変わった体験談」を期待して読むのがいいと思う。
個人的にはこの「日常のほんの少し横道」な感じが読んでいて楽しかったが、表紙からハードなものを想像する人もいそうなので一応注釈。