鹿取茂雄のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
地下世界探訪記
昔の鉱山や炭鉱の跡地巡りが主ですが、龍泉洞未来な著名な観光地(鍾乳洞)もあれば、スーパーカミオカンデ等のニュートリノ観測装置なども出てきて、かなり工夫された旅行記です。
気の合う仲間と車で一緒に出かけるの話が多く、昨日読んだ秘境探訪記より文章もこなれて落ち着いていました。
ただ幌延の施設、オンカロと同様で、研究のための研究でしょうし、交付金欲しさに、というのが実態ですので、能天気にはなれない施設です。著者は価値判断は避けていますが。
最後の、謎に満ちたエピソード、良かったです。 -
Posted by ブクログ
国道なのに「酷道」とは如何に?
全国に459路線ある国道から53をカラー写真と共に紹介し、解説。
それは国道なのに状態が酷い道、酷道。
国道のすべてが国の管理ということではなかったり、
途中に分断区間があったり、災害等の影響があったり、
成り立ちが原因だったりと、酷道である理由は様々なんだけど、
激狭、両サイド草茫々、急カーブ、ガードレールは何処?
多くの警戒標識、路面に草が生えてる、落石や枝が散乱、
アーケード街、生活道路、石畳、断崖、そしてダート!
車の運転しないけど、「ポツンと一軒家」に向かうような道が
多数登場するので、かなり凄いんだなぁとビビってしまう。
有名な階段国道も掲載されて -
Posted by ブクログ
国道なのに酷い道=酷道を走破することに執念を燃やす「酷道マニア」の記録。そんなマニアがいるなんて世の中は広いなあ。ただの「林道マニア」ともまた違うらしい。
岐阜県在住だという著者は、免許とりたての初ドライブで、よりにもよってレンタカーのシーマでしかも深夜に「危険!落ちたら死ぬ!」という看板で有名な酷道157号に突撃してしまったという。それがきっかけなのか何なのか、以来すっかり酷道ドライブにハマってしまい、暇さえあれば酷道を求めて日本全国を走り回っているのだとか。
侵入禁止のバリケードがあっても「これぐらいだったらどかせば進める」とか、意味不明な行動力が読んでて笑える。暇つぶしにはもってこいの -
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Posted by ブクログ
ネタバレ山登りを趣味にしていると、時としてとんでもないところに登山口があって、山自体よりもそこへいたるまでのドライブの難易度がやたら高かったりすることもある。
例えば四国剣山登山口なんかはバスと出会うとアセるぐらいの細い道。出来ればこういう道は走りたくないもんだと、運転があまり得意ではない俺はいつも思うのだけど…
おるんやねぇ、こういうとこを走るのが趣味の人。しかも通行止め看板があっても進む人。事故があってからでは洒落にならんと思うのだけどなぁ。地元の警察や有志の救助隊にも大きな迷惑かかるだろうし。
賛同できかねる部分はあまたあるけど、ダラダラ読んでる分には楽しい旅本である。もっとも歩いて制覇し