志村有弘のレビュー一覧

  • 陰陽師 安倍晴明
    呪術で式神、護法という鬼神を使役し、京の都を守護した、安倍晴明の物語

    ・古浄瑠璃「しのだつまつりぎつね」にもなった安倍晴明の母は狐という伝説
    ・どうやら、安倍晴明は、讃岐の人
    ・子どものときから鬼が見えた安倍晴明、そのことで師匠、賀茂忠行は、彼に惜しげもなく陰陽道を伝えた。
    ・そのため、それまで天...続きを読む
  • 現代語訳 応仁記
    『応仁記』は公家も武家も庶民も奢侈を好んだことを応仁の乱の原因とする。贅沢や飽食は世を乱す。『応仁記』では人々が華麗さを好むと万民が苦しむという関係になっている。無駄に金を使って金を回すことが経済発展という昭和の感覚を否定する。
  • 耳袋の怪
    ポッと現れて、スゥー…っと消えていくような…「今何が起きた?」という感覚。

    理屈も起承転結もオチもないただ訳のわからないモノが好きな人にオススメです。(笑)
  • 耳袋の怪
    根岸鎮衛の『耳嚢』から怪異譚を抽出、現代語訳で収録している。
    其ノ壱 物怪、妖怪のうわさの怪  其ノ弐 幽霊の怪
    其ノ参 憑き物の怪   其ノ四 動物の怪
    其ノ五 植物の怪    其ノ六 怪異のうわさの怪 
    『耳嚢』は江戸時代に根岸鎮衛が約30年に亘り、多くの人々から
    聞いた奇談・珍談を書き留めた、...続きを読む
  • 名作 日本の怪談 四谷怪談 牡丹灯籠 皿屋敷 乳房榎
    「四谷怪談」
    この角川ソフィア文庫の「四谷怪談」は、鶴屋南北の「東海道を底本としている。
    この「四谷怪談」を読んでから、調べてみると、90年代にか、幾つかのバリエーションの映画が公開されましたが、それ以前から幾つかのバリエーションが存在したようである。
    また、もととなる史実もあったようだ。

    技巧に...続きを読む
  • 耳袋の怪
    あそこにこういう人がいて、どこそこでこんなことがあった。誰々が語るところを記したものである。
    みたいに殆んど眈々と語られていて、落ちや感想が少ない分、妙に真実味がある。
    今となって有名な昔話となっているものもあり、時代小説の元ネタになったものもあり。
  • 耳袋の怪
    古文で読みたいー古文で読みたいー

    あ、これ知ってる、と思ったものが大抵千葉の民話なのがなんとなく面白い。地元の昔話を幾つか知っていることが、自分の人間性に奥行きを持たせてくれるような気さえします。気のせいなんでしょうけど、ふしぎ。
  • 江戸怪奇草紙
    ご存じ「怪談 牡丹灯籠」から「妖怪談 稲生物怪録」まで。「日本人は概して怪奇譚を好む性質を有している。」とあるけれど、そうだとすれば、私も立派な日本人だ。かなり読み易い現代語訳。読み易すぎて、些か「怖さ」が減じた感はあるけれど。
  • 実話怪談 幽霊百話

    まあまあ

    面白いんだけど、なんとなく難しい雰囲気なのでなかなか読み進められなかった(笑)
    時代を感じるのもいい。
  • 山峡奇談
    古代から昭和初期まで、日本各地に伝わってきた
    山に関する不思議な話、怖い話を集め、
    現代語に訳したエピソード集。
    自然界には人が踏み超えてはいけないボーダーラインが
    確実にある、と思った。
    一部、柳田国男『遠野物語』の読み直しにもなった。
    しかし、附録「山窩綺談」は
    明らかに戦後の作り話で蛇足という...続きを読む
  • 陰陽師 安倍晴明
    さまざまな小説やドラマにとりあげられている安倍晴明にかんする史実と伝説を、著者自身の観点からわかりやすく紹介している本です。

    陰陽道の入門書ではなく、あくまで安倍晴明伝説の入門書と考えるべきでしょう。ただ、彼にかんするエピソードの重複がめだつのが気になりました。本書の成立事情はよくわからないのです...続きを読む
  • 怪異な話
    古典の文章って、飾りっけがなくてさらっとしていますね。高校以来でしょうか。なつかしい気持ちになりながら読みました。
  • 江戸の都市伝説
    江戸時代の不思議な話をまとめた一冊。 「耳袋」や「新著聞集」という当時の江戸であった怪奇現象や怖い話しを集めた本などからの抜粋ですが、もっとおどろおどろしい話しが満載かと思ったけど、後半はそうでもなかったかな。
  • 陰陽師 安倍晴明
    名前は世に知られているがその実態は知られていない安倍晴明。その伝承等を集め、晴明に近づくための一冊。
  • 耳袋の怪
    根岸鎮衛の著した江戸時代の不思議話。
    主に怪奇話をピックアップしたダイジェスト版。
    落ちがない話があるのが妙にリアルです。
  • 江戸怪奇草紙
    「牡丹灯篭」を筆頭に、江戸時代(一部近代)の怪談話を4編紹介しています。
    とにかく手ごろ!これにつきます。
    四谷怪談などに興味ある方は是非是非。