杉浦由美子のレビュー一覧
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取材に基づいて書かれており、最新の入試動向がわかる。実際の志望理由書も載っており、受験生、保護者、高3担任、進路担当は必読。
ただ、表紙の「活動実績はゼロでいい」「留学などの海外経験があれば有利 その受験常識はすべて間違い」
というのはやや言い過ぎに感じたので注意。本文では
一般大学では活動実績も評価する(p49)
東京大学の公式サイトの公募制学校推薦型選抜に関するQ&Aにも次のような記載があります。
"Q 海外留学経験を積極的に評価する学部があるのはなぜですか?
A 本学の基本姿勢として、海外留学経験を積むことは、視野を拡げ、知的関心を刺激し、精神面の成長を助けるなど、 -
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルがなかなか刺激的な著書。
学生時代より社会学の新書は好んで読んでいる。
「下流社会」「パラサイトシングル」「格差社会」
団塊世代などの世代について知ったのは浪人中に読んだ日本の論点。浪人中は時間がありすぎて日本の論点を全部読破した。堺屋太一が使ってた団塊世代という言葉を理解するにつれて、団塊ジュニアとかベビーブームとかの言葉をしっかり理解できたか。
本書のバブル女は団塊ジュニア世代の目の上のたんこぶのような世代らしい。バブル期に社会人となり世の中のおいしいところを若いうちに堪能した世代。一方、団塊ジュニア世代は「バリキャリ」「負け犬」の世代。今、40代を目前とし女の幸せについて考えるら -
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中学受験の塾選びにおいて、"自分たちにとっての「正解」を考えないことが「やってはいけないこと」ではないか"。
これが本書の軸である。
つまり、塾選びにおいても、我が家における優先順位(通いやすさ?面倒見?難関校に特化したカリキュラム?手厚いフォロー?・・・等)をしっかり整理したうえで、各塾の特性をよく見極め、塾選びをすることがミスマッチを未然に防ぐことが後悔の少ない塾選びの方法であるという方向である。
著者はノンフィクションライター。
本書の情報は、公開情報と、多くの保護者からのインタビューから得た内容に基づいている。
インタビューから得た「失敗談」をもとに、塾選びの際に -
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Posted by ブクログ
仕事柄、女子学生の思考や女子校についての知識が必要と思い購入。
基本的に関東の難関・進学女子校について言及しているが、比較対象として共学や男子校についても述べている。内容も本質的なところに触れているため、一般的な教育論かつビジネスにも活用できるものであった。
現在の女子校教育は、昔の良妻賢母教育からキャリア教育に変わってきているらしい。
一般的には、女子校学生は「男子の面子をたてない」「協調性がない」というが、それは早計である。共学至上主義に判断基準を置いたためだろう。
例えば、男子の面子をたてる必要があるのか?必要はないだろう。男の性質上、面子をたてる方が関係が良好になるだけだ。
また、