能や狂言は実際に見たことがなく、また取り立てて見たいとも思わないのですが、あの雰囲気やストーリーや舞台の間や細かい作法、その他様々なことを考えると、ただ単に鑑賞するだけではその奥深さを知ることはできません。本書のような解説を予め知ることで能や狂言の味わいが実感できるのではないでしょうか。何にしても、予備知識が無いことには感動は覚えません。
鬼の渡辺綱、雷神の菅原道真、陰陽師の安倍清明の伝説、英雄譚を語り継ぐ芸能の解説本ですが、なかなか面白いです。学校の授業でも蘊蓄話として取り入れると興味が深まるのではないでしょうか。