YUKIRINのレビュー一覧
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読書録「タロットの御主人様。3」4
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
P59より引用
“彼女が身につけているのは、なんと今にも弾け飛んでしまいそ
うな、細く頼りない紐だけ。”
目次から抜粋引用
“青い海とマイ海の家
激突!?ビーチバレー
初めての遭難
秘密のヨバイと冬コート女
月と彼女と夏の夜の夢”
正確な占いの力を持って、国に強い影響を与えてきた家系の後
継者でありながら、落ちこぼれている男子高校生を主人公とした、
ラブコメライトノベル。
夏、海水浴場、主人公たち御一行は臨海学校に参加し…。
上記の引用は、普段おとなしいクラスメイトについての -
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本巻を含めて、のこすところあと2巻となりましたが、基本的なストーリーの流れはこれまでと同様で、前半はいつも通りのコメディ、後半になって本筋の展開に入っていきます。
今回はヴァレンタイン回ということで、ヒロインたちが秋人にプレゼントするチョコレートをつくろうと計画し、さまざまな駆け引きがおこなわれます。
後半は「恋人」のカードが登場し、秋人たちのチームと真冬たちのチームが戦いを繰り広げます。そのさなか、ついに「ジョーカー」が秋人たちの前に姿を現わすことになります。
これまでもしばしば言及されていた、アメジスティアたちの所属する「宮殿」の黒幕たちがようやく表に出てきましたが、まだストーリー全 -
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今回は、籐子の実家が経営する、拡張現実を応用したテーマパーク「ワールドアヴァロン」が舞台です。
ついに香澄が秋人に告白し、その結果を知ろうとする他のヒロインたちと、それを阻止しようとする結夏がテーマパークを駆けまわっての攻防戦を繰り広げます。
今回の敵となるタロットは、拡張現実の舞台を駆使して秋人たちのチームをピンチに陥らせるなど、ひねりの利いたキャラクター設定になっています。ただ、タロットを獲得するたびに次々にヒロイン増員となるため、そろそろさばききれなくなってきているような印象もあります。そろそろオチのつけどころなのであまり心配することはないのかもしれませんが、ヒロイン一人ひとりの心情 -
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今回は、第1巻のときから言及されていた文化祭イヴェントです。
「占い喫茶四阿」という出し物で優勝をねらう秋人たちのクラスでしたが、文化祭の最中に香澄がついに秋人に告白をするという決断をくだします。いよいよ文化祭当日、アメジスティアや真冬たちまでもが姿を見せ、混乱するなか秋人の命をねらう「審判」「女帝」「力」の三人のタロットたちが接近します。
あいかわらず、前半ではドタバタコメディ、後半でようやく本筋に入るというパターンで、ひねりがないといえばその通りですが、ブレることがないので安心して読むことができます。とはいっても、そろそろ物語も終盤にさしかかってくるころなので、これまで小出しにしてきた -
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祖母の四季の式神であるジブリールの寿命が近づき、秋人たちは彼女を救うため、四季の守り手だった志摩桜(しま・さくら)のもとへと旅立ちます。そこで彼らは、フェレンバーグ・ノワゼットというおかしな日本語を使う外国人美少女と知り合いになり、彼女と行動をともにすることになります。
こうして無事に桜のもとにたどり着いた秋人は、ジブリールを助けるための「儀式」がおこなわれる時を待ちます。そんななか、香澄たちはモイラという名前のシスターに出会い、彼女と心を通わせあうことになります。
今回はストーリー上の大きな動きはありませんが、ノワゼットことグレイローズという攪乱要因が投げ込まれることになり、今後どのよう -
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前巻の最後で、鬼堂真冬(きどう・まふゆ)によって結夏を奪われてしまった秋人でしたが、アメジスティアたちの励ましもあり、ふたたび彼女をとり返すために他の仲間たちとともに立ち上がります。一方の真冬も、四阿家の親族たちの思惑が入り乱れるなかで、跡継ぎとして認められるために秋人たちの襲撃にそなえます。
秋人の鈍感さのために結夏との心のすれ違いが起こり、その結果敗北を喫してしまった前巻の結果を受けて、今回は秋人のリベンジとなるはずですが、心理面における解決のとりまとめが弱いような印象があります。また、戦闘シーンもそれぞれの語り手の口調で描写されるため、とくに香澄のシーンにまどろっこしさを感じてしまいま -
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アメジスティアからの情報により、次のカードが発見されます。さっそく秋人たちは、「鬼堂真冬」というその人物の身辺調査を開始し、臨海学校のときに出会った祭永遠のほか、佐伯冴(さえき・さえ)という名の女性と行動をともにしていることを突きとめます。しかし、真冬のほうも秋人たちにマークされていることに気づき、先手を打ってきます。真冬の正体は、秋人も知っている意外な人物でした。
といっても、本巻の前半で読者にほとんどタネ明かしがされているので、意外というほどのこともありません。ただ、この巻に入ってようやくストーリーが動き出したように感じられます。個人的には、女の子たちとイチャイチャしているだけの日常系ハ -
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今回は定番の水着回ということで、臨海学校にやってきた秋人は、熾烈な争いを繰り広げる結夏、香澄、籐子たちの争いに巻き込まれてしまいます。そんななかで彼は、いつもクールな態度を崩さない美咲への気遣いもわすれません。
前半では、勝手に臨海学校についてきたという猪熊の妹の猪熊操(いのくま・みさお)に加えて、籐子が偶然遭遇したという人気タレントの祭永遠(まつり・とわ)、そして秋人たちの周辺を嗅ぎまわっているらしい謎の「冬コートの女」などの人物の存在が語られ、多少読者の関心を引っ張る工夫がされていますが、基本的にはドタバタコメディとなっており、後半になってようやく本筋のストーリーが進行することになります -
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第1巻では「隠者」のカードの結夏と、「節制」のカードの八久住香澄とキスを交わすことに成功した秋人は、彼女たちとの共同生活を送ることになります。
そんな彼が次に向かうのは、お嬢様学園として有名な「聖ケイ」こと聖ケーリー・イェール女学院です。同級生の猪熊勲(いのくま・いさお)に手伝ってもらい、女装して学院内に潜入することになった秋人たちは、「女教皇」のカードに憑依されたお嬢様の鷺宮籐子(さぎみや・とうこ)と、「運命の輪」のカードに憑依された天才メガネ少女の三崎美咲(さんざき・みさき)に遭遇します。
やや駆け足だった前巻にくらべると、もうすこし落ち着いた展開になっており、ライトノベルらしい遊び心 -
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有名な占い師だった四阿四季(あずまや・しき)を祖母にもつ四阿秋人(あずまや・あきと)は、優れた素質をもちながらもその能力を使いこなせず「落ちこぼれ」と呼ばれていました。そんな彼のもとをアメジスティアという金髪碧眼の美少女が訪れ、四季が封印をかけた「クロウ・クルアッハの聖隷のタロット」を解いてほしいという依頼が持ち込まれます。ところが、封印を解かれた22枚のカードは世界に散らばってしまい、その一枚である「隠者」のカードが、秋人の幼なじみの少女・古城結夏(ふるき・ゆいか)に憑依してしまいます。
カードとともに飛び出した四季の式神の巫女娘ジブリールのアドヴァイスにしたがい、秋人は結夏の封印を解くた -
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読書録「タロットの御主人様。8」3
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
p246より引用
“"気"を使って占うこと自体は至極理にかな
っている。ただ、それが人には見えないものだ
から、理論化された手順で術を行使したり、
占具の補助を受けたりして、手探りで扱わな
きゃいけない。”
目次から抜粋引用
“ワールドアヴァロン
正しいテーマパークの歩き方
波紋
“魔術師”は笑う”
その強い占いの力をもって、国を影から支
えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
主人公とした、ライトノベル。
前巻、占い喫茶で、文化祭の一般投票にお
いて優勝した主 -
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読書録「タロットの御主人様。7」3
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
p24より引用
“具体的には各クラスの出しものに対し、OBや
地元企業に協力してもらうことで、高校レベル
を超えるハイクォリティな文化祭を実現しよう
ってことらしい。”
目次から抜粋引用
“文化祭前日
文化祭前夜
文化祭・1
文化祭・2
文化祭・3”
その強い占いの力をもって、国を影から支
えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
主人公とした、ライトノベル。
高校生活におけるイベントは、日々の苦しい
勉強の息抜きには重要なもの。主人公たちの
学校にも、文化祭の季節がやってきた。
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読書録「タロットの御主人様。6」3
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
p13より引用
“「じゃ、このゲーム、あたしの代わりにレベル
上げといて。イベントは進めちゃだめだよ」”
目次から抜粋引用
“中世の街へ
暴走、八久住二等兵
舞踏会
友達
霧を超えて”
その強い占いの力をもって、国を影から支
えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
主人公とした、ライトノベル。
前巻、分家と対決して引き分けに終わる事
が出来た、主人公たち。次のタロット探しに進
むべきところだが、秋人には他にやらなけれ
ばならないことがあった…。
上記の引用は、プロローグでの主 -
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読書録「タロットの御主人様。5」3
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
p22より引用
“歴史の教科書の中にでも入り込んじゃった
かのような、平安時代の寝殿造。渡殿で結ば
れたいくつかの巨大建造物と、湖みたいに
大きな池と、そこに点在する島々をめぐる朱塗
りの太鼓橋が、目の前にあった。琴の音でも
聞こえてきそうな典雅さに声も出ない。”
目次から抜粋引用
“菖蒲四阿家にて
陰と陽
激突”
その強い占いの力をもって、国を影から支
えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
主人公とした、ライトノベル。
前巻からの続き、主人公の家の分家である
菖蒲四阿家、そちら -
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読書録「タロットの御主人様。4」
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
p26より引用
“小学校卒業と同時に飛び級して高校生に
なったんで、年齢的には中学生だけど学年は
高一、でも見た目はまだまだ小学生っていう、
一風変わった経歴の持ち主だ。”
目次から抜粋引用
“ある夏の日の、
ミニスカ探偵団、街へ
霹靂”
その強い占いの力をもって、国を影から支
えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
主人公とした、ライトノベル。
ちょっとした行き違いで、元華族のお嬢様
から婚約者と勘違いされている主人公・四阿
秋人。とある失敗のお詫びに、買い物の荷物
持ちを申し出てい
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