川上途行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
過去の私の感想。
『私自身もリハビリテーションに関わるナースになりたいと思っているところにこの本に出会えたことは、人生における大きな宝物だと思った。出てくる医療者、患者さんの感情の変化が手に取るようにわかって、自然と自分のなかに流れ込んでくるような暖かさがこの本にはある。将来仕事をしていて疲れたらまた読み返したいな。みんな自分と向き合うことを恐れずに少しずつ成長してた。大人になってから成長するってすごく難しいことだけど、だからこそ成長できたときにはすごく大きく強くなってるんだって実感した。とても大好きな本になった。』
この頃は学生だったけど、今は看護師になって幾年か。
厳しい世界に揉まれす -
Posted by ブクログ
「ナースコール!こちら蓮田市リハビリテーション病院」が面白かったので、そのまま続編も読みました。
患者を前に医師もナースもOT、PT、STも良くしたいという想いがあって、前作は個々の思いや役割を明確に自覚していく、という感じでしたが、今回は患者の目標地点やそれまでの共有の仕方とチームとしてどう動くか、という話でした。
読んでいて、衝突するけど、患者をよくしたいと登場人物誰もが思っていて、その病院にいれる患者は幸せなんだろうな、と。
仕事の話としても、チームの中で自分がどうしていくのがいいのか、そんなことも考えられるようなお話でした。
少し恋愛の話もあるけど、エッセンスという感じで強くなく、だか -
Posted by ブクログ
蓮田市リハビリ病院に勤める玲子は、リハビリは重労働であるとしか考えていなかった。ある日、医師として派遣されてきた太一に「リハビリってなんだと思ってるの?」と言われたところから、リハビリ医療と向き合っていく。
うん、まあ、教科書って言いますか、病院で見せられる研修ビデオのシナリオみたいな話。すごく優等生的な話だし、読みやすいのだが、ガンガン相手に突っ込んでいったりするわけでもなく、「こういう事例の場合、どう対応したら良いのでしょうか?」と問われているような話が続く。
玲子が憧れていた優等生看護師は、看護の道を諦めていたり、後輩がやめたいと言い始めたりと、それなりにドラマとしてできる話は有るも