鈴木奈津美のレビュー一覧

Ｉ型（内向型）さんのための100のスキル【BOW BOOKS024】

鈴木奈津美

筆者が読んできた大量の内向型向けの本から、特筆すべきものを簡潔にピックアップしてくれているので、傾向と対策がこれ1冊でわかって助かる。

特に参考になったところ
・自己アピールが苦手なら記録して共有する
・80点でokとする（80点は20%の労力で達成できる。100点にするまでに80%の労力を使ってしまう）
・相手のタイプによって準備するものや伝え方を変える。大きく4タイプある。
・YWT（やったこと、わかったこと、次にやること）形式のふりかえり

Ｉ型（内向型）さんのための100のスキル【BOW BOOKS024】

鈴木奈津美

毎日3分の改善を続けると、1年後には2倍になるというワードが印象的でした。
これまで無駄にしてきた時間を少しでも、なりたい自分に近づくために使おうと思えました。

Will, Can, Mustのうち、Canを増やすという考え方も確かに重要だと認識しました。
Willが増えていくもののMustをこなすために日々手一杯になり、疲弊しきってCanを増やすことができていなかったなと感じます。
Mustに押しつぶされないよう、上手に断る術を身につけて他者からの期待をコントロールし、その分WillをCanに変える時間に充てようと思いました。

Ｉ型（内向型）さんのための100のスキル【BOW BOOKS024】

鈴木奈津美

本著は、実は内向的だと言う、母親アップデートコミュニティ代表理事のなつみっくすさんが、本当は自分と同じような人が多いのではないかと綴られた本。
バリバリ内向型の自分が何気なくやっていた習慣も多くあり、自分なりに知恵を張り巡らせて生きてきた証だなとじんわり。思わず、『〜習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる』という言葉を思い出した。内向型の運命が変わる小さな一歩が詰まっていた。

Ｉ型（内向型）さんのための100のスキル【BOW BOOKS024】

鈴木奈津美

以前SNSで見かけて表紙絵がかわいい女の子だったのでそれに釣られたのと、対外的にはそう見えないように振る舞ってはいるものの、私自身も間違いなく内向型に該当する人間なので処世術を知っておきたいということもあり、この本を読んでみた。

内向型の具体的な定義はわからないが、この本を読んで「なるほど！早速試してみよう！」と行動に移せる人は本当の内向型ではないような気がする。だってそれが簡単にできないから困ってるんだもの。

しかし、この本に限らずそういった本を読んでいる時点で今の状況を脱しようと行動ができているので、確実に一歩踏み出しているとも言える。
この一歩踏み出すということが一番の難関なのだ。そのための障害は一体何なのか分析し、ハードルを限りなく下げて成功体験を積み上げていくことが新しい自分をつくっていく最善の方法なのかもしれない。

この本でも繰り返し述べられているが、内向型は決して悪いことではない。外向型だろうが内向型だろうが自分自身の性質をポジティブに解釈し、有効活用していくことが重要なのだと思う。
……だからそれができる人は本当に内向型と言えるのか？疑問は深まるばかりだ。

Ｉ型（内向型）さんのための100のスキル【BOW BOOKS024】

鈴木奈津美

内向型の啓発論をぐっとわかりやすくまとまっていてすごく読みやすい。さらっと見開きがすぐに読めて簡潔でわかりやすい。本の紹介も多めなので、深掘りにもいい。