エリカ・クラウスのレビュー一覧

  • だれか、わたしを助けて

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    筆者の誠実な人柄や観察眼が伝わってくる前書きから始まる短編集。

    「極寒の町」が素晴らしかった…厳しくも美しい自然と主人公の葛藤に胸が痛くなる。

    この本だけでなく個人的に最近思うのが、「自分を救えるのは自分しかいない」ということ。
    でもタイトルのように「だれか」に救いを求めてしまうし、場合によってはだれかを救いたいとも思ってしまう。
    何度もこの堂々巡りをしてしまう。だからこそ私には読書が必要なんだろう。

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    2026年10月01日
  • だれか、わたしを助けて

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    全編よかった。ずっと曇り空だけど頑張って目を凝らせば光が差しているのが見える、的な感じ。陰鬱さの中にも確かな希望があって、だけど希望があるからって幸せになれるとは限らないよね、みたいなテンションで紡がれる十二編。

    特に好きなのは「ヘラジカを食べてくれ」「神を畏れるがごとく我を畏れよ」「心臓と大血管の損傷」かなあ。

    染みたのは「極寒の町」「だれか、わたしを助けて」「バンコクにいると」かなあ。

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    2026年08月17日
  • だれか、わたしを助けて

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     訳者の言葉、素晴らしい読書体験とは過言ではなかった。一つ目の話を読んだだけで、ここに登録するのを止められなかったので、書き残しておく。これから残り11篇もあると思うともう…
     読み終わってしまった。12番目のお話までじっくりと味わい深い。再読必至、本棚の一等地に据えておくべき本でしょう。

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    2026年08月13日
  • だれか、わたしを助けて

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    好きな作家さんたちがオススメしていたので。
    短編集だけど一編ずつがずっしりしてて、読後感も重く、次々とは読めない。
    主人公たちの置かれた境遇からはとても遠くにいるのに、感情が揺さぶられ、なぜか深く共感できる。

    『掃除婦のための手引き書』が頭をかすめたけど、私はあちらの作品は少し苦手だった。

    翻訳者の方の言葉選びもすごいんだろうな。
    前半が特にどれも良かった。ヘラジカ〜はとくに。

    「ワイアットは酒を断って二十年生きてきた。男が自分の好きなように死んでいくことのどこが悪い?死に方くらいそいつに決めさせてやれよ。生き方の方は他人が決めてきたんだからよ。」


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    2026年09月10日
  • だれか、わたしを助けて

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    外国人作家の本はなかなか入ってこない作品も多いが、この本は内容のシビアさとは別で読みやすかった。短編集なのもよい。だが、それぞれの主人公が置かれている状況はいずれも厳しく日本で日常を送っていると知り得ない話。描かれている貧困、差別のレベルが突き抜けてるなと。底辺の生活をしてる人間の民度はキツイ。その中ででも人間の本能は生きていたいんだなぁと感じた。

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    2026年08月23日
  • だれか、わたしを助けて

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    確かにルシア・ベルリンの話に似ている
    だけど、読後の衝撃はこっちの方が弱い
    多分最後になんか希望があるんだ。
    絶望的に八方ふさがりで孤独だったとしても

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    2026年07月24日
  • だれか、わたしを助けて

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    【だれか、わたしを助けて】

    つらさや貧困や痛みがあるけれど最後には希望の光が見えるような余韻が残ります。『ピアノ』、『ヘラジカを食べてくれ』、『立っている男』が好みでした。

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    2026年09月29日
  • だれか、わたしを助けて

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    タイトル通り、「だれか、わたしを助けて」すぎて、苦しかったです…
    苦しくて、読みが進まず、時間がかかってしまいました。
    強さの差こそあれ、虐げられていたり、不遇な日々を懸命に生きている人たちの短編なんですが、あんまり明るい未来も想像できず…
    でも、現実ってこんな感じなんでしょうね。
    小説みたく、そう簡単には解決しないものですよね。
    そういう意味ではリアルだったのかと思います。
    でも、ただ悲惨な話の羅列というわけではなく、主人公みなしっかりと不遇な人生を足掻いていて、そのファイティングスピリットには心を動かされました。

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    2026年09月04日