アリエル・ローホンのレビュー一覧

  • 凍てつく河

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2026年の37冊目は、アリエル・ローホンの「凍てつく河」です。建国して間もないアメリカに実在した伝説の助産婦マーサ・バラードを主人公とした物語です。
    2026年のゴールドダガー賞ノミネートも完全に頷ける出来です。
    建国して間もないアメリカの風土、社会、開拓者精神、女性達の置かれた立場というものが、主人公マーサや登場人物を通して良く分かります。当時の女性としては珍しく文字が書けたマーサは、日記を残していました。
    その日記を基にして、フィクションを織り交ぜて書き上げられたのがこの作品です。
    物語の大きな軸となるレベッカ・フォスターに対するレイブも実際に起きた事件のようです。どこからがフィクションなのかが非常に気になりましたが、著者あとがきで詳しく記されています。先に読んでは、絶対にダメだと思います。
    タイトルにもなっている「河」、ケネベック川が凍りついた時に物語が始まり、川が雪解けした日に物語が終わりを遂げるという構成も良いと思います。
    年間ベスト10級だと思います。
    ☆4.9

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    2026年10月07日