小林良次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者は自動車部品メーカーを長年勤めあげた(たぶん)真面目で実直なサラリーマン。株で得た利益で現在は高級(たぶん)シニアマンションで優雅にお暮し。
株の指南書というよりは、ふつうに読み物としてすらすらと読める。そしてストンと腹に落ちる。
余談だが、昨今、シニア世代の著書が目立つ。80ン歳の団地暮らし、的なタイトルでいかに少ない年金で心豊かに暮らしているかをつづったものが目につく。
株に関して言えば89歳のシゲルさんや桐谷さん。不思議と70代は見かけない。80を超えると、それより年下の世代には、訴えるものがあるのだろうか。「御年85才で!なんと!」的な?
悪意があるわけではないので念のため。ただ、それを前面に押し出されるとちょっと引いてしまう。
脱線してしまった。
リョウジさん。お人柄が投資スタイルににじみ出ています。デイトレはやらない、ボリンジャーバンド、MACDももちろんわかっているけどそこから情報を得ない、木は見ず森を見る。あくまで主役は企業の実績。
ひたすら愚直といえるほどに、ご自身の信条に基づいて、淡々と下がれば買い、上がれば売る、で利益をコツコツと積み上げてきたという。もちろん粛々、と、こういう売買ができるようになるまでの努力は惜しんではおられない。
参考にすべきは、というか、それが知りたくて購入したのだけど、「ノート」の書き方。
とにかくノートに何か書きたくて新しいことを始めているのではないか、と最近自分でも
気付いたのだけど、とにかく「紙モノ」文具が好き。株ノートももちろんつけているから他の人がどんなふうにつけているか知りたかった。
著者はノートにはこだわりはないらしくCampusノートに定規で自ら線を引き、数字を書き留める(元技術職っぽさがにじみでる紙面)
これを見てコクヨの「統計ノート」買いました。楽しい。
著者の現在の暮らしっぷりはいたって健康的でそして知的。それもこれも経済的余裕がもたらした幸福だと。
素敵な「老後」(この言葉は似合わないが)です。
短期の投資スタイルの方には向きません。中長期の方向け。
ちなみにこの本を買って2日後にリョウジさん本命の伊藤忠株は最高値をつけました。リョウジさん儲かっただろうなあと下世話な想像。