アレン・ネルソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前回紹介した「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」の姉妹編である。こちらも子供向けに書かれた本であるが、子供だけに読ませておくのはあまりにもったいない、世界中で広く読まれるべき本である。
海兵隊員としてベトナム戦争に従軍した著者は、帰還後、深刻なPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しめられる。戦場での光景、体験が、何かのきっかけで不意にフラッシュバックし、パニックに陥ってしまう。例えば、ハエを見ると戦場で黒い毛布のように死体に群がる虫の映像が甦り、釣りに行けばえさのミミズやゴカイからベトナムの湿地で苦しめられたヒルを思い出し、叫び声をあげてしまう。眠れば戦場の夢を見てしまい、満足に -
Posted by ブクログ
戦争のPTSDに罹ってしまった男性の本です。まず驚いたのがPTSDが当時はそこまで知られていなかったことでした。アメリカという国を聞くと、カウンセリングが充実している国、というイメージが強かったからです。
突発的な発作、悪夢など、愛する家族からも見放された著者の凄絶な半生と、永くに渡る療養期間。戦争という体験はここまで人を大きく変えてしまうのか…と改めてその恐ろしさを感じました。
また、日本国民がPTSDに罹っているといった指摘にも思わずドキリとしてしまいました。我々はこれからどうするべきなのだろうか。それを考えるきっかけをくれる素晴らしい本でした。 -
Posted by ブクログ
「戦場で心が壊れて」 アレン・ネルソン 新日本出版社 2006年
ベトナム戦争では、大勢のアメリカ兵がベトナムへ送られた。ベトナムのジャングルで多くの人々を殺し、村を焼き払う経験を経てアメリカへ帰還した元兵士の多くがPTSD(心的外傷後ストレス障害)にかかっていた。PTSDは体験したものでないとわからない苦しみをもたらす。
現在はアジアの観光地として人気を集めているベトナムは、ベトナム戦争当時は南ベトナム(ベトナム共和国)と北ベトナム(ベトナム民主共和国)という二つの国に分かれていた。長く続いた戦乱の中で、北緯17度線で分断されたひとつの民族が、別々の国として対立させられていた。
アメリ -
Posted by ブクログ
2006年に書かかれた本なのに・・・。
私が知らなかっただけで 実は当時から憲法9条が改正されそうな動きがあって そのことを作者は懸念されていた。
戦争放棄することで 日本人は 戦場へ行けなくなった。
その事で 諸外国へ行って人を殺さなくて済んだのだ。
それが どんなに重大な事だったのか 忘れてはいけない 気が付かなければいけない・・・。
マスコミの問題点・戦争の本質・戦場の悲惨さ・PTSD・・・。
日本だけではなかった。
国は国民を守るものなのだと信じていた私は幼かったのだ・・・。
アメリカもまた 国民を守ってはいない。
靖国神社 参拝の事も なぜ諸外国からそのように責められるのか・・・。