サラ・ウィン゠ウィリアムズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
facebookで働いていたサラ・ウィン=ウィリアムズがfacebook採用前〜クビになるまでを自伝風に告発している。
ハラスメント、ターゲッティング広告、ロビー活動、コンテンツモデレーション問題など内容は多岐に渡るが、基本的には資本主義の成長の下に正義がすべて粉砕されていく様が描かれていく。
一つ疑問が湧くのはサラ・ウィンは強固にコンテンツモデレーションを行い、ヘイトスピーチを制限すべきと言うが、政府による検閲は一貫して(中国政府もNSAの介入も)批判的であるということだ。facebookの介入は正しく、国家の介入は正しくないのか。無軌道な自由が正しいとも思えないが、一貫してこの点に疑問を挟まない。この自身の正義への疑いのなさ、躊躇のなさが終始引っかかった。 -
Posted by ブクログ
まさに、よくぞここまで書いてくれた!である。
そして読んでいて時々背筋がゾッとする。
世界がじわじわと動いていくのは、1人ひとりのエゴイズムと、それを無責任に後押しする利益至上主義に覆われた企業論理だ。
そこに異を唱えるのは並大抵のことではない。しかも、すぐに大きな波にさらわれてしまう。
排外的なポピュリズムの台頭、差別、表と裏の顔の差、どんな時にどんな対応をするか。
これらの具体的な話を読むだけでも、「胸糞悪くなる」
大きな波に逆らわず、のまれていれば安心、という層もたくさんいるけれど、そういう人たちにこそこの本を読んでもらいたい。
資本主義ってどうよ?と思う気持ちがどんどこ強くなってしまう。
そして改めてこの本を書いた著者の勇気と行動力に喝采を、今後彼女が自分の道を歩めることを願い、応援したい。