覚張隆史のレビュー一覧

  • 日本人とは何か 私たちのルーツを巡る700万年の物語

    Posted by ブクログ

    覚張隆史「日本人とは何か」(SB新書)
    日本人のルーツについては埴原和郎が提唱した「二重モデル」が有名だ。これは縄文時代から日本列島に住んでいた縄文人に、稲作技術を持って日本に進出した北東アジア人が混血して本土日本人が誕生した。そして北海道のアイヌ人と琉球列島の人は北東アジア人の影響が少なく、縄文人の遺伝子が強く残るというもの。
    それに対して著者は、古代人のDNA解析から実際に起きたことはもっと複雑だという。まず弥生時代に日本に渡来したのは何波にも分かれており、出身地も北東アジアだけではない。中国の中原の人たちも日本に来ている。さらに日本人のDNAは古墳時代にも大きく変化しており、その中にはユーラシア草原地帯の牧畜民もいる。彼らが馬の飼育や騎乗の技術を携えて来た。そして彼ら「第三の集団」こそが日本の王権形成に深く関与している。またこの時代に現代日本人の遺伝的特徴の大枠が形成されたという。
    著者は金沢大学准教授で縄文人・弥生人・古墳人・現代日本人の比較ゲノム解析の取り組んでいる。

    0
    2026年08月02日
  • 日本人とは何か 私たちのルーツを巡る700万年の物語

    Posted by ブクログ

    民族の置換ではなく重なりが今の日本人のルーツではある。
    積み重ねで人類は今日まで続いているのだと、当たり前のことを再確認。
    謎だらけの古墳時代に渡来してきた遺伝子も今にも組み込まれていることも初めて知った。
    人類数万年の規模が果てしなく、ただ確実に現在に紡いできた壮大さを感じることができた。
    そして、まさにまた世界で人類の転換期を迎えていることにも驚き。
    それが地球規模、人類史規模的に大きいのかどうかは今を生きる僕らにはわからない。
    転換期を迎えていると思えるのは今を生きる僕たちからの視点から感じているだけなのか。
    数万年の中で続いた自分の一粒の人生をどう生きるか。ロマンを感じることができた。

    0
    2026年08月26日
  • 日本人とは何か 私たちのルーツを巡る700万年の物語

    Posted by ブクログ

    ルーツを知る旅に
    誘われました

    おもしろい

    データで人を判断していけないが
    分析のひとつとして留めておきます

    0
    2026年07月21日
  • 日本人とは何か 私たちのルーツを巡る700万年の物語

    Posted by ブクログ

    先に読んでいた邪馬台国は阿波にあったと重なる部分もあり興味深かった。遺伝子解析などの最新技術により明らかになった情報を踏まえつつ、日本人のルーツに迫る内容。遺伝子解明の可能性が医療分野にもあり活用の範囲が広いことも理解できた。
    著者がこの分野に踏み出したきっかけとなるエピソードがあとがきにて触れられていたが、その動機からここまで行動できるのかと驚きと共に好感が持てた。

    0
    2026年09月27日
  • 日本人とは何か 私たちのルーツを巡る700万年の物語

    Posted by ブクログ

    ヒトがアフリカからユーラシア大陸へ広がった過程を知ることができた。
    古代ゲノム解析技術の進歩によって、日本人の起源に関する定説も更新されつつあることがわかった。

    0
    2026年09月06日