ウィルソン麻菜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ子どもが思春期を迎えたこともあり、これからの成長を考えるうえで何か参考になる本を、と思い手に取った一冊。
ルッキズムというと、「容姿を悪く言うこと」を真っ先に想像していたけれど、本書を読むと、「痩せたね」「かわいいね」といった一見ポジティブな言葉や、兄弟姉妹との比較、あだ名、職場での容姿いじりなど、日常の何気ない言動の中にもルッキズムが潜んでいることに気づかされる。悪意がなくても、知らず知らずのうちに誰かを傷つけてしまう可能性があるのだと思うと、普段の言葉遣いについても考えさせられた。
23の身近な事例をマンガで紹介し、その後に解説が続く構成も非常に読みやすい。難しい社会問題を一方的に説くのではなく、「こういう場面、あるかも」と具体的なシチュエーションから考えられるので、ルッキズムについて知るための入門書としても優れていると思う。
子どもが思春期になり、これから外見や周囲からの評価に悩むことも増えていくだろう。親として、子どもの言葉や気持ちにどう向き合えばいいのかを考えるうえでも、良い参考書になった。自分自身の何気ない言動も振り返るきっかけをくれる、親子で考えていきたいテーマの一冊。