浅見陽輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【学びたいこと】
息子の養育費や教育費に備えるため、こどもNISAを活用する予定である。
本書を通じて、こどもNISAのメリットへの理解を深め、自分が知らない活用方法があれば学びたい。
【質問】
Q1 どのように資金を引き出し、成人後はどのように移行するのか?
Q2 金融教育としてどのように活用できる?
Q3 筆者のこどもNISAの出口戦略は?
【本書の答え】
A1
・12歳から引き出し可能(用途は子どものためであり、子どもの同意が必要)。
・18歳になると、自動的に新NISAへ移行される。
A2
・引き出しには子どもの同意が必要なため、「何のために使うのか」「今使うべきなのか」を親子で話し合う機会が生まれる。
・資産が増える経験だけでなく、減る経験も積むことができる。
《年齢別の活用方法》
・小学校中学年~高学年:こどもNISAについて話し始める最適な時期。貯金や金利の考え方を学び、商品選びを一緒に行う。
・中学生:資産の増減や運用実績を共有し、運用方針を親子で話し合う。
・高校生:出口戦略を一緒に考え、徐々に判断の主体を子どもへ移していく。
A3
・筆者の子どもは7歳と4歳であり、細かく決めすぎず、進路や家計の変化に応じて柔軟に対応していく考え。
・教育資金は老後資金と比べて不透明な部分が多いため、想定外の出来事が起きたときこそ取り崩す。
【本の概要】
本書は、こどもNISAを活用して教育資金の準備と金融教育の両立ができることを示した一冊。
著者は金融機関勤務を経て、現在は作家・講演家として活動する浅見陽輔氏。
・子どもと一緒に育てたお金だからこそ、大切に使おうという気持ちが育まれる。
・「自分のお金で大学に通う」という当事者意識が生まれる。
・一緒に積み立ててきた経験やお金の感覚は、子どもにとって一生の無形資産になる。
・投資の履歴という最高のプレゼントを残せるだけでなく、家庭でお金について話す機会を作ることができる。
【感想】
・こどもNISAには、教育資金の準備だけでなく、金融教育としても大きな価値があることを理解でき、子どもへの金融教育の方針をより具体的にイメージできた。
・12歳から子どもの同意のもとで資金を活用できる仕組みは、親子でお金について考える機会を生み出す、よく考えられた制度だと感じた。
【実践すること】
・2027年からこどもNISAを活用する。
・小学校高学年頃からNISAについて話し始め、高校生では意思決定を徐々に任せる。大学生では見守りながらサポートし、社会人になる頃には、自ら考えてお金を運用できるマネーリテラシーを身につけている状態を目指したい。
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Posted by ブクログ
2027年からの新制度「こどもNISA」について解説していて、その概要をはじめ、投資の意義、教育資金の負担率、お薦めの戦略&商品など、かなり網羅的に一から易しく教わることができた。
・商品選びは「途中で不安にならずに持ち続けられるかどうか」で考える。基本戦略は「長期・積立・分散」である。
・資産の大半を“守りのお金”として複数に分散させつつ、資産の一部は“攻めのお金”としてハイリスクな株式への投資も行う「コア・サテライト戦略」で、安定運用しながら史上平均以上のリターンを狙う。
・2027年からは(より長期投資に向いていて安定重視の人向けに)債権を中心とした商品も購入できる。
「SBI・iシェアーズ全世界債券インデックス・ファンド」←日本を含む全世界の債券へ投資する商品
「eMAXIS Slim先進国債券インデックス(除く日本)」←対象国が日本を除く先進国のみ
・安定性を重視する人でも、資産の100%を債券型で持つことはお勧めしない。理由は、債券と株式の価値が逆方向に働きやすい「逆相関」という性質があるから。
もし債券が値下がりしたときは、株式が値上がりして資産を守ってくれる、という保険として安定重視の運用でも株式型の商品を10〜30%程度は組み入れるようにしたい。
・両方をほどよく取り入れた「バランス型」の投資信託(←投資のプロによる運用を信頼してお金を託している。組入資産=投資信託の中身)もある。
「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」
・取り崩しに抵抗を感じるのは、行動経済学でいう保有効果によるもの。
しかし、こどもNISAは守るための資産ではなく使うための資産であって、どう使い、何に役立てるかという視点があってこそ価値が生まれる。
積み立てに時間をかけるほどその資産に愛着がわいてしまうが、必要な場面では迷わず、ためらわず取り崩していくべき。
・大学進学にあわせて全て取り崩す場合でも、これまでの積み立て経験が子どもの人生に与える影響は絶大。こどもNISAの資産は子どものものであるからこそ、自分の資産を使って大学に行くという選択は重いものになる。
・本人が「教育費以外に使いたい」と言った場合は、こどもNISAの制度設計を伝える(資金使途は教育費や生活費に限定されており、娯楽に使えるお金ではない)。
一方で、子どもが自分の希望を出すのは「自分の資産をつくっている」と自覚できている証拠であり、悪いことではない。
・子どもNISAの出口がどんなものになろうとも、必ず金融教育につながるということ。正しいお金の感覚を身につけつつ、人生を共にした自分の投資履歴を通じて、長期・積立・分散の考え方が自然と理解できる大人になれるはず。
・親子で一緒に積み立ててきた経験やお金の感覚は、子どもにとって一生ものの無形資産。投資履歴という、数字以上の重みをもつ最高のプレゼントを子どもへ残すことができる。
そもそもの大前提として、こどもNISAは親が管理できるが子どもが12歳以上になったら資金の引き出しには本人の同意が必要。そして18歳になったら全ての資産は自動的に本人名義の新NISAに移行し、投資を含む契約行為は一人で行うこととなる。
読み初めはこれがかなり懸念点で、金銭感覚や判断力にすでに不安しかない我が子にはやめておいたほうがいいかもしれないと及び腰だったけれど、最後まで読んだら「よし、こどもNISA始めるか」という決意を固められた。
インフレでお金の価値は目減りし、親の金融リテラシーが子どもの将来に直結、何も考えずに貯金だけしてればいい時代はとっくに終わっていたようだ。