朱華のレビュー一覧

  • さかさまの

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    ネタバレ

    これは面白かった!
    怖さもちゃんとあって、なおかつ、ずっと引き込まれるストーリー。
    ダレることなく駆け抜けました。
    約300ページというボリューム感もちょうど良かったです。

    特筆したいのは、紫織さんの死生観というか思想というかなんというのか分かりませんが、それが良かったです。
    具体的に言うと、「善人も悪人も死んだら即成仏する。だから悪霊は存在しない。呪いなどの類は、生きている時の負の念、感情が残っていて、それに触れた者に悪影響を与えているだけ」という考え方です。

    実はこれ、私の考えと100%合致しているんです。だから痺れました!
    地縛霊は、場所に対する激しい念、感情が強く残っている状態。だ

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    2026年07月30日
  • さかさまの

    Posted by ブクログ

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    読んでいる途中でも哲学的だと思っていたし、読み終わっても思う。これは存在意義というか、生きていること自体を否定された少女たちの叫びみたいな物語だ。オトナのエゴで存在を否定され呪物そのものになってしまった少女の、どこにも行けないどこにも繋がらない独りぼっちだったのが、世界に拡散される呪いとしてSNSに写真が載せられてしまう。その写真をみた主人公の百々果もまた存在感を否定されてきたような少女でそこに悪意のない呪いが絡んでいく。深く考え出したら難しくて登場人物は少ないのにぐるぐる目眩みたいな作品で好みだった。時間をおいてまた読み返したい。

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    2026年06月26日
  • さかさまの

    Posted by ブクログ

    仕舞い屋という死んだ人の染みついたものを片付ける住職と、そこに居候する少女と近所に住む男とで、呪いの解体?をするホラー。
    幽霊は出て来ず、人は死ねばあの世へ行き、呪いなりこの世に染みついたものが人に悪影響を及ぼす、という考えが根底にあり、作中でも汚染という言葉を使っていたがまさにそれで、残穢がまず思い出された。
    独特の思想が信仰になった時、家庭も金も縛りにならなければ狂った歯車のまま猛烈に進んで歪んでいく、サンプルのようなこの建築家というか思想家という。信仰が呪いの一つだとよくわかる。
    キャラクターの書き分けも面白く、この世にどうにか片足がついてる住職と、この世にしがみついて生きている男と、こ

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    2026年08月03日