井手裕彦のレビュー一覧

  • モンゴル抑留 見捨てられた死者たち

    Posted by ブクログ

    モンゴル抑留を知りたくて読書。

    恐ろしいくらい不勉強で無知だったことを実感させられた1冊。

    近現代のモンゴルの歴史を、自分はまるで知らなかった…。

    本書を読みながら、内モンゴルと外モンゴルの分離の歴史や、なぜチベット仏教がモンゴルで普及したのか、中国やソ連との関係性、戦後の日蒙国交樹立とその背景、その後、1992年に社会主義を捨てて民主主義国家へ生まれ変わった現在までの歴史を調べつつ読み進めた。

    著者の執念を感じる。その源泉は、日本政府に対する怒りや嘆きが行動へと転化されたもののようにも思える。

    「おわりに」で説明されているように、僕のモンゴルに対する認識も、ハングリー精神あふれる力

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    2026年08月05日
  • モンゴル抑留 見捨てられた死者たち

    Posted by ブクログ

    シベリア抑留と異なりあまり知られぬモンゴル抑留。ソ連、中国のみに挟まれたモンゴル。日本との国交樹立、戦時賠償の問題などから対ソ、ロシアより状況は厳しい。また民間人の抑留者が多い。軍人と異なり恩給もなく戦後の遺族は相当に苦労したことだろう。

    遺された遺族に命の記録を届け続ける筆者。モンゴルの公文書の開示、日本国内でも個人情報保護の問題がありなかなか進まない。

    そんな実態を世に知らしめる貴重な一冊。戦後はとっくに終わっているようで実は終わっていない。

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    2026年07月29日
  • モンゴル抑留 見捨てられた死者たち

    Posted by ブクログ

    日本人の中にモンゴルという国について十分な知識を持っている人は少ないのではないか。私もその一人だが、かつてユーラシア全域に大帝国を築き、日本にも二度の元寇として攻め込んできた国、草原を馬に乗って駆け抜けるチンギス・ハーンの姿がまず思い浮かぶかもしれない。それ以外だと、最近の角界がモンゴル相撲を経て日本にやってくる力士たちで賑わい、かつ強力な横綱を輩出し続けるイメージが強い。少し歴史に詳しい方なら、名前のインパクトからチョイバルサンを思い浮かべるかもしれない。モンゴル人民共和国の首相を務め、ノモンハン事件(モンゴル側から見るとハルハ河の戦争)でソ連と共に日本と闘った人物だ。その人物像は「モンゴル

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    2026年06月27日