藤縄謙三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
改訂されつつ50年以上前読まれているだけあって、かなり面白かったです。
とても読みやすく、ホメロスの入門書として、最初の1冊に最適&最高だと思います。
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・『イリアス』の時代、戦士にとって死は栄光で、ここからギリシア悲劇の価値観に発展していくのかなぁと思うなど。
・この時代は罪悪感文化ではなく、恥辱感文化というのも、重要な理解の前提になる。
・神々にとって戦争はスポーツという記述に納得感が凄いです。
・ギリシア神話の世界は家父長制だとよくフェミニス系学者が述べていますが、本書では事実上その説を単純すぎると斥けています(むしろ猿山に近いらしい)。
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・『オデュッセイア』の方が一般的には人気なイメージですが、文学作品として優れているのは『イリアス』かもしれない…そうなんだ。
(翻訳なら『オデュッセイア』を先に読むのを推奨らしいです。)
・半ば母権制が回帰した世界で、ある意味で女性を遍歴しつつ、オデュッセイアが戦士から普通の人間へと成長する話だという…なるほど。
・オデュッセウスが漂白した世界は、童話や民話の世界でもあるというのが面白かった。