タニグチコウイチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今はやりの「終活」は、身辺整理、断捨離にポイントが置かれ、その後はすっきりして心穏やかに死亡、粛々と葬儀が行われ、火葬、そして無事、骨へ…という道のりを漠然と想像しがちだが、このようにうまく進む前提には、しっかりと責任を持って全てをとりおこなってくれる家族や親族の存在が、大前提!
独身、子無し、一人っ子で老父を抱えた司法書士の作者が、経験や事例を踏まえて、無事、骨となるまでの様々な問題点を説明してくれていて、よくわかる。
死亡時の発見、身元の確認、身元が判明しても引き取り手がいないと火葬も出来ない…という三つの壁。その人の遺志通りの納骨までの道のりは、多難だ。現在の制度上では、親族が最強。家、家族、社会のありかたが変わって来ている現在、国や行政は、昔ながらの制度を早急に考え直すべきでしょう。
「ひとりで生きることはできる、でも、ひとりで骨になるのは、難しい」という本の帯の言葉が、身に染みる。
私事ですが、先日、両親の納骨を済ませた。僧侶によって、袋に入れかえられたふたつの骨。小柄で骨粗鬆症だった母のそれは、手のひらに乗る程に小さく軽く、ふんわりと優しかった。一方、苛酷な戦争を乗り越え、無事生還してきた経歴を持つ父の骨は、ひときわ大きく、ずしりと重く、気骨を感じた。骨には、その人の人生が凝縮されている。だからこそ、昔から大事に扱われてきたのですね。
(私も自分の骨を見て、重みを感じてみたい。絶対、無理だけど…) -
Posted by ブクログ
ネタバレ骨の行く場所3つの視点
1つ目は骨となった後も個としての存在を保つかどうかと言う視点だ。
2つ目は、物理的な形である。骨として人の営み近くに存在し続けるのか、骨壺に収まるのか、土や海に委ねるのかと言う選択でもある。
そして3つ目は、魂のありかをどこに据えるのかと言う選択だ。残された人が祈る対象をどこに置くか、と言い換えても良い。
同じ家に生まれた兄弟であっても、配偶者を得て、年月が経てば、価値観は簡単に分岐すると言うことだ
孤独死そのものより、発見されないイコール腐敗が問題になる
ストップ、腐敗 助けを呼ぶ。発見されるための仕組み
ホネルラル前の関所は、大体4つ。発見、入院。医師、死後の手、ここまでがビフォア骨
墓じまいはブームじゃない。人工と家族の形が変わった結果、墓が持ち重りになっただけだ。