善本喜一郎のレビュー一覧
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新宿と渋谷を中心とした都内各地域、1980年代と2020〜21年の同位置からの写真を並べ対照できる写真集です。
今の方が良くなったな、昔の方が良かったな、全く変わっていなくて良いままだな、色々と感慨深いものがあります。
総じてガード下近辺は昭和を懐かしむ楽しさがありますが、昔からあって今は立派な佇まいへ変貌したお店などからは人の努力が感じられます。
変わってしまったことで失われたその街特有の色や味もあり、やはりそこから醸し出されるものも歴史なのだと思います。
山手・中渋谷ガード下トンネルは危険な時間帯が私が子供の頃にありましたが今は安全で、珍しいくらいに低く短い昭和なままのトンネルなので近くを -
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都心の同じ場所を、1985年頃と2020年頃に撮影した2枚の写真で見比べられる。
繁華街はがらりと変わっている一方で、川の両岸などは変化が少ない。
変わっているように見える場所でも建物はそのままだったりする。
渋谷のように再開発されている場所は当然昔の面影もない。
東京駅のプラットフォームは1984年の方が圧倒的に美しい。現代は便利で機能的な反面、いかに雑然としていることか思い知らされて少し悲しい。
こういうプロジェクトは価値があるね。
SNSに上げられている写真などを統合することで、日本中のいろいろな場所の変遷が分かるようになるかも。 -
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「東京DEEPタイムスリップ1984↔2021」の続編。
30年を超える時空を挟んだ、その場所の記憶の写真集。
1 新宿・新大久保・代々木・初台・下北沢
2 原宿・渋谷・自由が丘・青山
3 目黒・五反田・大崎・浜松町・新橋・銀座・日比谷
・東京・上野・浅草・四谷
2ページに、同じ場所の、左には主に1984年のモノクロ写真、
右に2020~2022年のカラー写真での構成。
東京の、同じ場所での、時の経過を映した写真の数々。
カメラアングルや構図、季節や時間、人々・自動車・電車等の
位置を1984年の写真になるべく近づけての撮影により、
時空を超えたタイムスリップが味わえます。
1984年にはま -
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37年の時空を挟んだ、その場所の記憶の写真集。
1 新宿 2 渋谷 3 五反田・新橋・有楽町・銀座
日比谷・東京・上野・浅草・秋葉原・御茶ノ水・池袋
赤坂・代々木
2ページに、同じ場所の、左には主に1984年のモノクロ写真、
右に2020~2021年のカラー写真での構成。
東京の、同じ場所での、時の経過を映した写真の数々。
カメラアングルや構図、季節や時間、人々・自動車・電車等の
位置を1984年の写真になるべく近づけての撮影により、
時空を超えたタイムスリップが味わえます。
発見するのは、変化と残る記憶。
無くなってしまった景色・・・建物や建造物、看板、人流。
モノクロでも華やか -
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新宿、渋谷、新橋他都内各地の1984年時と、同じ場所の2020年、あるいは21年の模様を見開きで対比させた写真集。
本書解説内にも記されているが、著者は現在の模様を撮るとき、84年の写真の構図はもちろんのこと、人や車等の配置もできるだけ同じにしようとしているところが素晴らしい。
84年時の写真とできるだけ同じ位置に車や人が来るまでのほんの一瞬を忍耐強く待ち続けたことに驚嘆と敬意を感じた。
37年間ですっかり変わってしまった場所と、意外にもそんなに変わっていない場所、それぞれが一覧できるのは
Good。
その当時を知る人はもちろん、まだ84年には生まれてすらいなかった人にも楽しめる良本。 -
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1964年のオリンピックは東京という都市の様相を一変させた、という述懐に最初に出会ったのは、たぶん小林信彦の文章だったような。それは、ちょうど1980年代の初めの頃で、地方から東京に出て来たあたりだったような気がします。東京デビューの地方人として、ずっと東京の住人であることを自分の基盤にしている小林信彦の作品にはずっと惹かれてきたし、東京の街もお上りさん的な気持ちでキョロキョロ見渡してきました。2回目の東京オリンピック最中のこのタイミングでこの写真集に出会い、モノクロで撮られた1984年の写真のまなざしは、自分の当時の視線と重なるような気がしました。まさに東京生活原点確認。その同ポジの2020