落ち込んだときにはもう一回読もうと思うくらい笑わせていただきました。
YouTubeの「バキ童チャンネル」にゲストとしてよく出演する「バキ童の友人 町田」さんが、ぐんぴぃさんと土岡さんのコンビである「春とヒコーキ」が所属していた青山大学落語研究会での思い出を綴ったエッセイ。
このチャンネルをよく視聴していて、特に青学落研の話が大好きな私にはことごとく刺さった本でした。
そうでない方にとっては、少々事前知識が必要だと思うので大手を振ってオススメはできないけど、当時の出来事の荒唐無稽さに笑えることは間違いないですよ!
正直、当時の青学落研でのことのほとんどが意味不明だし理解不能ではあるんだけど、今になってこうして語ることができる思い出がたくさんあるっていうのがすごく価値のあることだと思う。
当時のことを述懐する著者、町田さん並びに他のOBのみなさんも「今の生活にはまったく活かされていない」と口を揃えて言っているし、実際そうなのかもしれない。けど私自身の大学時代のことを鑑みると周囲に対して語るようなことはほとんどなく、ただただ漠然と楽しかったという記憶はあるものの、具体的なエピソードに落とし込めるようなものはまったくない。生活に活かされるものではないうえに、エピソードとして誰かと共有することも叶わず、ただただ自分の中だけで浸るものとして消化されてしまっている。別にそれでなにか支障があるわけではないけど、私の歩んできた人生が空虚なものに感じてしまう。そんな私からすると、数々語られてきた青学落研の思い出は、そのほとんどがくだらなくて、ただ笑えるというものばかりだが、その内容どうこうではなく、今こうして語ることができるということに意味があるのではないかと思う。……その理屈は説明に窮するので追求しないように。
動画で聞いたことがある話もあったけど、こうやって違う媒体で読むとまた違った感慨があるし、知っている話でも笑えるのは本当にすごいことだ。うん?これって何か落語にも通じるものがあるな。落研の話だからそれに見合った気づきを得られてよかった。
当時は変人ばかりが揃っていた青学落研ですが、現在は常識人が多く、真っ当な活動をしているそうなので、青学でサークル活動される際は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
町田著、『振り返れば青学落研』の感想は以上となります。おあとがよろしいようで。