【書名と著者】
イタリアからの警告
ヴィザマーラ恵子
【目的】
ヨーロッパは移民で治安崩壊、と聞くが実態を現地在住の日本人が日本語で教えてくれそうな本書に、実質的な移民受入を勝手に推進されている日本人の立場で向き合うこと。
【読後感】
本書はイタリアからの警告と題されているが、むしろヨーロッパの遺言と表現してもいいくらい各国の惨状が伝えられている。
イデオロギーや低賃金労働者を求めた結果、国内に別の部族ができてしまう。この部族は社会に同化せず、犯罪者予備軍となる。
いま住んでいる人を物理的にどうにかすることは人権にもとる。
とすると、この問題は将来に渡りヨーロッパ各国を世代を超えて蝕み続けるのだろうと思う。
いまやイタリアは1割が移民の国となったが、本書の記載から直観するに社会の壊れ具合は10%どころではない。
一方で日本は、奴隷を欲しがる財界と、利権と議席を求めるクズ議員が実質的な移民政策(一年以上滞在する、という国際標準)を進めている。
一部地域では女性と子供が安心して街を歩けない、えせムスリムの集団礼拝と治安や文化が壊れつつある。
安易に外国人を呼び込むことが、同世代と次世代のお互いの不幸を未来にわたり約束するのだなと実感する一冊。
他文化を強制する政治家の方には是非一読いただきたい。
【印象に残ったポイント】
・移民と治安は表裏一体
・移民と同化は不可分であるが、その社会的コストは高く国民に負担が押しつけられる
・善意で奴隷を輸入するNGO
・国家は誰にどこまで責任を負うべきか
・安易な外国人受け入れは将来へのツケ回しとなる
・やさしい社会()が分断のもと
・共和国フランスの理念と現実
自由とか平等とか、とかく謳われはするけれど、共和国ができたとて当時は奴隷もいたし、人種や門地の差別は残る。
自分で掲げた一見正しい理念で自壊しつつある点を今こそ日本は学ぶべき。