権安理のレビュー一覧

  • 公共デザイン学入門講義――コミュニティセンスを生む演出術

    まちづくりを身近に

    「まちづくりをもっと身近に」という意図を感じた本。その際、筆者は2つのことに注目している。

    1つは、ものづくり。身近にあるもの…カードとか自販機とかガチャガチャなどを工夫して、つながりをつくる。
    もう1つは、まちづくりの少し手前にある、ちょっとしたつながり。筆者はそれを、アーレントを援用してコミュニティセンスと名付けている。

    所沢のゆるキャラやアンパンマンがでてきたと思ったら、哲学、アートの話もあるし、事例も豊富。これまでにない、まちづくりブックだと思う。

    #タメになる #共感する

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    2026年10月03日
  • 公共デザイン学入門講義――コミュニティセンスを生む演出術

    Posted by ブクログ

     デザイン学部の学生と一緒に仕事をすることになったので、デザインの捉え方を学びたく本書を手に取りました。
     こういったタイトルの本は、建築やアート分野が多いように思いますが、本書の著者は福祉やコミュニティ政策分野の方。公共やデザインの捉え方から確認できたのは大変ためになりました。まちづくりに携わっていると、「デザイン」は身近な一方で、日本語に近くなっている「デザイン」という言葉の捉え方がポイントのように思っていました。色、形、レイアウトなど整えることは狭義的な意味合いに過ぎず、How to的な問いから要請されるものがデザインという解釈を改めて再認識しました。
     そして、まちづくり分野では「コミュニティ形成」をよく使いますが、本書では哲学者・アーレントから引用した「コミュニティセンス」を使っています。強いコミュニティセンスとしての「共同感覚」と、弱いコミュニティセンスとしての「共存感覚」。場づくりにはコミュニティセンスの強弱があり、その強弱でデザインの仕方が異なってくることを、コミュニティフリッジ、路上スナックなど豊富な事例から学べました。

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    2026年04月11日
  • 公共デザイン学入門講義――コミュニティセンスを生む演出術

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ハードウェアや枠組みを整えるだけでなく、「そこに集まる人々の心理や身体的関わりをどうデザインし、熱量を生むか」

    メモ
    ・公共の三つの特徴と演出
      正しい、善いをオフィシャルミッション
      誰もができる公共性を持たせる
      ゆるやかなつながりをつくる

    ・キーコンセプト「コミュニティセンス(つながっている感覚)

    ・「演出」の法則(セット・シーン・ステージ)
     演劇や演出の視点を応用し、道具や配置の入れ替えによって空間の意味を変える「反転の法則」
     人々の動線とストーリーを生む「ドラマの法則」

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    2026年09月27日
  • 公共デザイン学入門講義――コミュニティセンスを生む演出術

    Posted by ブクログ

    本書で紹介されている事例は必ずしも論理的に緻密に設計されたものではない。にもかかわらず暮らしを少しでも良くする工夫がなされている。そこには暮らしに対する観察力があるのではないか。他者の困り事に敏感になり、思い立ったものをスモールステップで行動していくことが重要ではないだろうか。

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    2026年05月11日