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Posted by ブクログ
打ち切りコミックの脇役を9年かけてミニシリーズの主役までのし上げたB.マントロの執念、そしてそれが色んな意味でうやむやにされるアメコミ界の無情。しかし結果的にP.K.ディック的な、世界の真の姿が多層的に顕わになる「長編」になっていて、やっぱりアメコミの長大な歴史を自分でネタにする芸は面白い。「キング」カービーの’60年に既に完成しているアート、『ソード・イン・ザ・スター』のどん欲なスペオペ全部乗せ感、ミニシリーズの皮肉な設定、『ガーディアンズ〜』以降のポップさ等々読み応え十分。欲を言えば駆け足の解説だった『ガーディアンズ〜』のオリジンはもっと詳しく読みたかった。