山形真紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
孤立死が広がる今の日本では、遺体がウジにまみれた状態や、場合によっては白骨化した状態で見つかることも少なくない。本書を読んで、まずその現実の重さを感じた。
意外だったのは、孤立死が身寄りのない人だけの問題ではないという点だ。著者自身も驚きとともに述べているが、たとえ家族がいても、互いへの関心が薄ければ、気づいたときには遺体で発見されるということが起こりうる。
そうした遺体に事件性があるかどうかを一つひとつ調べるのが検視官の仕事であり、その負担の大きさも本書から随所に伝わってきた。
また世間から「どうでもいい」と思われている人間にとっては、その死に事件性があるかどうかさえ、もはや誰の関心も向けられないのかもしれない。そう考えると、薄ら寒さすら覚えた。 -
Posted by ブクログ
人間て生ものなんだな〜
死んだら腐る
そんな当たり前のことをあらためて思った一冊でした
年間160万人がお亡くなりになる「多死社会」日本
検視官として3年間で約1600体Σ(゚Д゚)というご遺体と向き合ってきた著者により、ご遺体を通して日本社会の抱える問題点を見通します
検視官とはご遺体や現場を調べ、その死の事件性の有無を判断する警察官のこと
仕事の内容についても詳しく書かれていましたが、いやはや大変なお仕事です
毎日毎日、時には腐乱死体や白骨死体を目にするだけでもトラウマ必至ですよ
もうほんとにご苦労さま、ありがとうございますです
そして、お風呂場で亡くなる事案てめちゃくちゃ多いのもあらためて知った
最近うちも奥さんの発案により風呂場をリフォームして浴室暖房とか付けたのよね
ヒートショック対策ですわ
あとわいけっこうお風呂入りながら寝ちゃうのよね
叩き起こされてめちゃくちゃ怒られるんだけど
( ゚д゚)ハッ!
でもそれって一応気にしてもらえてるってことやなw
とにかくなんかあまり人様に迷惑かけない死に方をしたいな〜なんて思いました
人知れず腐っちゃうのは嫌だわ -
Posted by ブクログ
検視官の仕事の過酷さと終活の大切さをひしひしと感じた一冊。検視官とは警察の仕事の1つです。でも、警察24時には登場しないでしょう。というのも、遺体を扱う仕事だからです。
日本は、高齢社会となって久しいですが、増えた高齢者は高齢のまま生き続けるわけではなく、どこかで寿命がなんらかの理由で尽きる。そのとき、お世話になるのが病院や施設と思っていましたが、「警察」の出番もかなり多いとは!本書では事件性のない様々な事例が登場し、タイトル通り現場の過酷さと多死社会のリアルが感じられました。
注意です。亡くなって時間が経過した状況など様々な遺体のリアルな描写があるのでそういうのがトラウマな方は控えたほうがよいです。
■この仕事どこかでパンクするな
と思いました。著者の経験している時点で毎日片手ではおさまりきらないほどの現場に対応する。しかも昼夜問わず。しかも、高齢社会で今後、出番は増える一方なのにきつい仕事すぎる。著者はその状況に本書を通して警鐘を出しているように思えました。少しでも検視官の仕事が楽になるように、終活など準備をしておかないとなと思わされました。
■突然死ぬこともある
偶然ですが、この本の前に読んでいた、夢をかなえるゾウ4で「死ぬ準備をする」ことが夢をかなえるための方法の1つとして登場していました。死んだときの連絡先など書いておかないと、全くの他人の検視官(だけじゃないですが)の手をかなり焼かせるということは覚えておきたいです。
■事件性のあるパターンも興味があった
冒頭で事件性のあるものはないと記載があるのに、一見老衰に見えて実は・・的な展開を最後まで期待していました。色々な配慮をすると難しいのかもですね。
参考■普段関わりがないことを知れるルポで印象的な一冊↓
ルポ歌舞伎町/國友公司