ロッド・レイスのレビュー一覧

  • ウィンターソルジャー:セカンド・チャンス

    Posted by ブクログ

    洗脳されて暗殺者だった過去をもつウィンターソルジャーが主人公。彼は贖罪の意識から、元ヒドラ構成員や犯罪者の更生支援を行っている。そこに、過去の自身を彷彿とさせる暗殺術を仕込まれた少年があらわれ……というお話。

    ウィンターソルジャーが、葛藤を抱えた弱いキャラクターとして描写されているのが印象的だ。暗殺者時代の記憶は断片的で、当時の自分と向き合うために苦悩している。更生支援もうまくいっているとは言えず、手伝いをしているシャロン・カーターから諫められている。物語も、すっきりしない展開だが、そこがいい。テーマとキャラクターに真剣に向き合ったら、すっきりした話になるわけがない。

    苦悩しつつも、なんと

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    2020年01月22日