綿本おふとんのレビュー一覧

  • ひかりのくにの子どもたち (1)

    Posted by ブクログ

    難しい話はさておき、
    読んでたら、
    自分の嫌な面を自覚させられてしまった。
    なかなかに抉ってくる作品にです。
    僕にとっては!

    先日読んだ『ときときチャンネル』が、
    物理学のよく分からない理論で迫ってくるマンガ
    だとしたら、
    ほの『ひかりのくにのこどもたち』は、
    ◯◯主義とか、◯◯論とかの、
    政治とか哲学とかのよく分からない話が、
    覆い被さってくるようなマンガでした。
    私にとっては。

    2つは中身は全く違うのですが、
    読んだ時に受ける印象が、
    私にとってはわりかし似ています。

    そもそも近づきがたい人や、
    一緒にいるのはやぶさかではないけど
    そんな人の時折見せる近づきがたい一面とか。
    そんな人たちが見せてくる、
    一言で言うと“マウント感“や
    その結果作り出してしまう“不安感“ようなものを
    感じてしまいました。
    「作品に対して」というよりも、
    「この作品の世界観を、
    外の日常生活に持ち出してきそうな人たち」に対して。

    難しい思考をすることができる
    登場人物たちを、序盤で“ギフテッド“と
    呼んでいます。
    そんなギフテッドのもつ世界観や思索や言葉に、
    凡庸な自分はついていけない…。
    …という劣等感みたいなのがあるから、
    逆に知的に優秀と思われる人たちのことを、
    無意識に異物扱いしてしまいがちな
    自分のもつ差別性。

    気が合わない人や、価値観の違う人を、
    違う“ものさし“を持ち出してジャッジして、
    こちらもマウントを取ろうとしてしまう
    いやらしさ。

    そんな自分の考え方でさえも、
    ◯◯主義とか◯◯論とかで
    一般化されてしまうんだろうなーという
    底知れない不安。

    そんなあれこれを含めて、
    もっといろんなことを知りたいなーと、
    思わせてくれる作品でした。
    続きは気になる…。

    そういえば、
    エンタメ的な作品で、
    さくら剛の『きみたちはどの主義で生きるか?』
    という変な本があるのですが、
    あのくらい砕けてた方が、
    今の私にはちょうどよいです。

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    2026年09月22日