大津祥子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
パレスチナの人々が、こうも苦しむ謂れがどこにあるというのだろう。当然ながら知っていたことではあるが、しかし一人称の視点で改めて、家を追われ故郷が奪われたこと、家族や同胞がゴミのように殺されていること、そしてそれに対して世界が冷淡であることと向き合うと、現実の惨さに体がバラバラになるような思いがする。
著者自身を反映しているのだと思うが、作中の語り手たちの多くは逃れた先の国で人生の大半を過ごした第二・第三世代のパレスチナ系移民であり、奪われた故郷の姿を祖父母の話からしか思い描くことができず、今も彼の地で戦火の中暮らしている親戚に気まずい思いを持っていたりする。その、本来であればパレスチナでごく普 -
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