西本千尋のレビュー一覧

  • まちは言葉でできている

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    タイトルに惹かれて購入したが最近よく聞く「再開発」や「都市計画」について、話題になった神宮外苑や身近な土地であったり趣味でよく行く銭湯であったり。経済的な利便性を考えないとは言わないが、それが本当にその土地に今住んでいる人たちにとって良いもののか、再開発で失われるものの価値をちゃんと見たのか、どうにもならないものばかりだとは思うが、N=1の声だからといって無視して良いわけではなく、むしろそういうものにも真摯に向き合い声を聞いていかないといけないのではないかと思う。

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    2026年04月23日
  • まちは言葉でできている

    Posted by ブクログ

    暴力的な「まちづくり」に警鐘を鳴らし、意志ある人々の前例に希望を見出だす1冊。 

    p143 まず人がいて、地域と暮らしがあって、その関係性の束が建築をつくり、支えるのであって、その逆ではない(建築家やまちづくり屋は、この順番がすぐに逆になる)。

    p171 「形だけ復興しても、意味がない」。

    p174 「祭りをしたい」というのは、その土地に根を張った生活を回復したい、ということの象徴的な表現だと思う。ーそれは、花のかたちをした何かを飾れば足りるという話ではない。今年だけ無理やり花を咲かせればいいということでもない。

    p184 185「好んで来てもらった外国人」と「好んで来てもらったわけで

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    2026年02月21日
  • まちは言葉でできている

    Posted by ブクログ

    本書を手に取ってたいへんよかったと思います。

    現代の再開発や災害復興、エリアマネジメントのようなものに対する鋭い批判が随所にあります。安全・安心などと謳われる公共の福祉なるものがいったい何なのか。受け取る側である私たちが、実現するとされるそれを評価して、大規模な事業が行われるべきかどうか判断することに参加することはほとんど適いません。代わりに、参加していると錯覚させるような制度があふれているように思います。

    私有財産をどう処分するかはその所有者に委ねられているため、所有者たる企業が自身の利益を最大化するために、所定の手続きにしたがって各種の緩和を受けることは当然許容されています。そしてその

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    2026年02月22日