ネヴィル・シミントンのレビュー一覧

  • カウンセラーの選び方

    Posted by ブクログ

    今まさにカウンセリングを受けている人が、カウンセラーの技量に疑問を感じたら読んでみるとよいのかもしれない。一方で、これからカウンセリングを受けようとする人が、なるべくよいカウンセラーを見つけるために本書を読んだとしても、その良し悪しを見分ける目は養えない。
    事前情報のみで選ぶなら「臨床心理士」や「公認心理師」を持っているかどうかは一つの判断材料になるかもしれない(それでもピンキリだが…)。上記の二つ以外の資格であれば、取得方法を調べることを推奨する。ただ、これも厄介なことに、取るに足らない資格しか持っていなくても、抜群の臨床センスを発揮する人がいるのは事実である。ちなみに、臨床歴はあまり参考にしない方がよい。経験年数が長いほど、臨床は下手になると言われている。
    本書は精神分析の色がやや強いので、カウンセラーというよりかは、精神分析家の選びかたくらいに考えたほうがよい。なぜなら、本書でヨシとされるカウンセラーが、万人のためになるとは限らないためである。ときに、助言やエンパワメントが効果的に作用することもあるし、相性の問題もある。個人的には、これらを念頭に入れて、その時々で必要に応じて有効な対応を選択することが重要だと考える。これはオリエンテーションや現場によっても意見が分かれるのだろう。色々な臨床家と感想をシェアしたいなと思った。

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    2025年10月23日