ピーター・アッティアのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
印象に残ったのは、長寿を単に「長く生きること」としてではなく、身体的・認知的・感情的な機能を保ちながら生きることとして捉えている点です。
中でも興味深かったのが「センテナリアン・デカスロン」という考え方です。高齢になったときに自分が何をできていたいかを考え、そこから逆算して今の運動や体力づくりを決めていきます。この発想は、健康診断の数値を改善すること自体を目的にするのではなく、その先にある生活の質を重視しています。
研究の観点から見ても、何を最終的な目標とするかは重要です。体重や筋力、心肺機能などの数値は測定しやすいですが、本当に重要なのは、高齢になっても自立して生活し、自分のやりたいことを続けられるかどうかだと思います。
本書を通して、健康管理とは病気を避けるためだけのものではなく、将来の選択肢を残すための準備なのだと感じました。「何歳まで生きたいか」ではなく、「その年齢で何ができていたいか」と問い直させるところに、この本の大きな価値があると思います。