宮脇さきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『分散しているつもりで、同じ国に賭けているかもしれない』
積立投資をしていると、「オルカンなら分散できている」「S&P500なら安心」という前提で話が進みがちです。ただ、この本はそこに少し違う角度から疑問を投げてきます。分散しているつもりでも、実際にはアメリカという一つの国やドルという通貨に大きく依存しているのではないか、という指摘です。株式の銘柄数ではなく、「どの国・どの通貨に乗っているか」で見ると、見え方が変わるという話でした。
もう一つ印象に残ったのは、「現金やインデックスは安全」という感覚の扱い方です。この本では、インフレや通貨の価値低下を前提にすると、それ自体もリスクになり得ると説明されます。そのため、株だけでなく不動産や金など、性質の違う資産を組み合わせる発想が出てきます。いわゆる分散を、「数を増やすこと」から「前提を分けること」へ広げている点は納得感がありました。一方で、米国や法定通貨への見方はやや強めなので、その前提にどこまで乗るかは人によって分かれると思います。
積立を続けるかどうかの結論が変わったわけではありませんが、「何に集中しているのか」を言葉で説明できるようになったのは大きな変化でした。 -
Posted by ブクログ
ドバイ在住の投資家であり、富裕層向けにコンサルティングを行っている著者による投資の話。海外不動産をはじめ、プライベート・バンクを活用したレバレッジのかけ方や、ビットコイン投資など、利回りの大きい投資法を紹介している。リスクの大きい投資法ではあるが、様々な方法があることがわかり参考になった。著者のアクティブな生き方は興味深い。
「歴史の転換点にいる今、過去の成功体験にしがみつくことは最大のリスクです」p9
「(コツコツと積立により)大きな富を築いた人を、私は今まで見たことがありません。新富裕層は全く逆なんです。まず自分の事業を作り、そこで得た大きなキャッシュフローを、次のステージとして金融資産や不動産に投資する。これが成功への王道です」p27
「(オンラインで完結できる仕事、「スモールビジネス」と「投資」そして「海外移住」という組み合わせ)オンラインで収益を上げる仕組みを作り、従業員が最小限の人数で効率的に業務を回せる体制を作り上げる。これが現代における一つの「勝ちパターン」をして確立しつつあると感じています。この背景には、人を雇用することのリスクとリターンが見合わなくなってきているという厳しい現実があります。人を雇えば、人件費だけではなく、オフィス代、社会保険料、福利厚生費、労務管理といった固定費や目に見えない管理コストが大きく発生します。さらに、人間関係のトラブルやモチベーション管理、期待通りのパフォーマンスを発揮してくれるかという不確実性も伴います」p28
「多くの億万長者を引き付ける国(2024)。1 UAE、2 アメリカ、3 シンガポール、4 カナダ、5 オーストラリア、6 イタリア、7 スイス、8 ギリシア、9 ポルトガル、10 日本」p95
「(投資をする上で大事なこと)「継続的に学び続ける謙虚な姿勢」と「信頼できる質の高い情報へのアクセス」」p111
「海外のロンバートローンは、明らかに条件が良い」p227
「プライベートバンクは、使い方によっては非常にパワフルなツールになりますが、それは顧客自身が主体的に、かつ戦略的に活用してこそ、その真価を発揮するのです」p230
「為替の変動リスクを恐れる必要性は薄れてきています。むしろ、日本円だけを保有し続けるリスクの方が、長期的にはより深刻な問題となり得ます」p237
「(プライベートバンク)運用額が小さいと判断された富裕層は、新人を担当にされてしまい、十分なサポートを受けられないケースや、そもそも口座開設すら断られてしまうケースも出てきています」p239 -
Posted by ブクログ
驚くほど決断が早く、フットワークが非常に軽いのは新富裕層や経営者に多い。
オルカンを買わないのではなく、違う戦略を考えましょうと強調する1冊。(オルカンだけでは安泰とは考えない)
【じゃあその戦略って何だ?】
金や不動産などインフレに強い商品を保有しましょうという【ハードアセットマネー戦略(=実物資産)】がよいのではという見解。
不動産は物価が上がれば、家賃や土地の価格も上昇しやすいため、昔からインフレに強い資産として知られる(但し、人口減少エリアは除く)
後半は海外不動産の話が続くため、もしかすると必要性を感じない読者も出てくるかもしれないが、【買ってはいけない危険な物件P291】については知っておいて損になることはなく、また【最強の習慣15・P383】やらないことリストや健康への投資を惜しまないなどは層に限らず必要なことである。
資産運用には『これが正解』という万能の型はありません。
重要なのは【現在の自分の年齢】【家族構成】【今後のライフプランで必要となる資金】そして【その時々の市場環境】を冷静に見極め、その都度ポートフォリオを調整していくこと。
とまぁ、投資も大事だけど、私はもっとも希少な財は時間であるとも思いますけどね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ新富裕層向けの本という印象で、資産のない一般人が参考になるかと言うと、そこまでではないと思った
タイトルの答えについては、集中が危ないと言うもので、リスクは分散させるのが良いと言うものである
では、その分散先はどうするかと言ったら、金、不動産、アンティークコイン等の実物資産といった資産としての分散と、国内海外といった地域の分散である。
特に海外不動産推しで、いろいろ紹介している。
著者は暗号通貨で種銭を作って若いうちから投資ができたようだが、若いうちにリスクをとって投資のための資産を作るべきで、それはオルカンでは無理ということなのだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ投資知識の拡充に読書
要は過去から、単純単一投資するのではなく、通貨立地アセット分散させて投資しましょうというお話
メモ
•ハードアセットマネー戦略の7つの行動原則
現金保持も投資の一つ
金ビットコイン不動産など実物資産を保有する
米ドル依存を減らし複数の通貨、国、地域に分散
現金は総資産の10-20%を目安に
借入は収益性の高い不動産✖️低金利ローンで
税金は合法的に最小化を目指す
知識とネットワークは究極のハードアセット
•真の分散投資とは
相関性の低い資産に分散
アメリカ欧州アジアなど地理的分散
ドルユーロフランなど通貨の分散
セクターや業界の分散
不動産など実物資産へ分散
•インフレ時の基本戦略
通貨アセット地理的分散の徹底
価値が棄損しにくい通貨割合を高める
インフレヘッジ資産を組み込む(不動産、金、アート、暗号資産)
細かくポートフォリオを調整する
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Posted by ブクログ
次元が異なる投資なので、別世界を覗き見する感覚で読みました。
●資産クラス、地理、通貨の三軸で分散。
●地域分散は、国内:海外は5:5。海外もアメリカに集中させないこと。
●現預金は20%程度。
●不動産や金、ビットコインなど、インフレヘッジ資産をポートフォリオに組み込む。
● セクターは、「景気敏感セクター(シクリカル銘柄)」と「ディフェンシブセクター」をそれぞれ意識。後者は食品、医薬品、電力・ガス、鉄道、通信など。
●ピラミッディングで段階的に買い増しする。買い増し額は、段階とともに減らしていく。(2回目は半分から1/3など)
●ナンピンは避けること。
●ラダー運用(1億円を投資するなら、満期をズラして2000万円ずつ)。 -
Posted by ブクログ
【積極的にリスクをとる】
レベルが違うように感じました。
かなり積極的にリスクを取りに行って、オルカンやS&P500ように年利7~8%をねらうような時間のかかる方法ではありません。
年利20~100%をねらうような方法です。したがって、その分リスクは高まります。
確かに、10億円を目指すのであればオルカンやS&P500では、相当な資金を投入しても50年以上かかるでしょう。しかし、1億円を目指すのであれば、それなりのつみたて投資で30年で完成することができます。
著者は若い人ならもっとリスクを取らないと、資産を築き上げるのに時間がかかり過ぎますよと提唱されています。
富裕層と呼ばれる人たちはリスクを取ったことで、富裕層といわれる領域にたどり着いたと言えます。