土田ヒロミのレビュー一覧

  • Hiroshima Collection(ヒロシマコレクション)

    Posted by ブクログ

    原爆による悲劇を(他者の痛み)に留めてはいけないと言う思いがありました。私たちは核戦争が常に身近で起こり得る世界に生きていること、さらに、そこにはもはや商社も敗者がないのだと認識する必要があるのです。

    撮影における方法論は、一切の刺激感情配して、植物的な記録に接すること。対象について私的な解釈をしないことを第一義としてきました。写真家の個人的な解釈や感性によって、事実と変える主体イメージの美化や資料の持つ悲劇性のみが誇張されることを避けるためでした。また、様々な資料の日常の形の記号性を重視する事は、1945年8月6日の広島が、紛れもなく現在の私たちの日常につながることを示唆しています。この方

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    2025年08月02日