塩川伸明のレビュー一覧

  • 現代史の起点 ソ連終焉への道

    Posted by ブクログ

    現代、の起点は冷戦の終結、ソ連の崩壊と論ずる。

    世界初にして最大の社会主義国家がいかにして崩壊したか。
    終焉のその寸前まで、別段、我慢できないほどの貧困や、問題を抱えていたわけではない。歪みはあったが、その歪みを解消しようとして、何やかんやと、こうなった。

    読みやすかったが、流れるように状況が変わってしまって、おそらく、流れを追っていくことが中心の書き方で、いつの間にかソ連が崩壊していたが結局何だったっけという読後感。

    もし、改革に手をつけたのがゴルバチョフでなかったらどうだったかとは感じる。

    ちょっとした歪みがあって、それを修正しようとしたが、運動量が膨大すぎて動き出すとその巨大な流れを止めることができなかったという感じなのかな。静止摩擦係数の方が、運動摩擦係数より大きいというイメージで。

    逆にいうと、ソ連てなんで枠組みを維持できていたんだろう。剥き出しの暴力と情報統制のおかげか。いま、シナが必死になっているのもわかる気はする。良心を見せたら自戒するのだろう。

    それにしてもこんな面白い時代をリアルで見ていたはずなのだが、ほぼ記憶にない。興味がないとはそういうことか。ソ連とロシアの区別もついてなかったもんな。

    ゴルバチョフとエリツィンて、仲良しだと思ってたレベル。

    0
    2026年08月29日