太田尚樹のレビュー一覧

  • 満州裏史 甘粕正彦と岸信介が背負ったもの
    甘粕正彦といえば映画ラストエンペラー坂本龍一が演じていたのを覚えてます。関東軍やヤクザを押さえる迫力ばかりで無く経営の才能や文化にも造詣があったんですね。岸信介もそうですが、これほどの人物達が満州に夢を持ち活動した状況がこの本を読み少し分かってきた気がします。それにしても謀略やアヘンの金の流れなど驚...続きを読む
  • アンダルシアの洞窟暮らし~「もたない」「ゆったり」「自由」が満たされる世界
    ジプシー音楽に精通している友達から
    スペインのロマの音楽家の話を
    たっぷり聞いたことがある

    その時に 洞窟に暮らしている
    ある音楽家とダンサーの話があり
    頭の片隅に 強烈に残っていた

    その「洞窟」が
    あっ この場所のことだ!
    と いささか興奮気味に
    一気に読んでしまった

    この地球上に
    こうして...続きを読む
  • 満州と岸信介 巨魁を生んだ幻の帝国
    名を残すリーダーは大胆である。
    満州を統治していた軍から産業経済を取り上げた岸信介。

    日本史の授業では習わなかったが、日本が統治していた満州政府で阿片が資金源となっていた。

    岸信介を祖父に持つ安倍首相が北朝鮮拉致問題について悔やんでいる意味が分かった気がした。
  • 定年後の楽園の見つけ方―海外移住成功のヒント―(新潮新書)
    定年後の海外暮らし 幸せをつかむ人もいれば、ビミョーな人も 読み物として面白い タイ アユタヤ チェンマイ ベトナム ハイフォン マレーシア フィリピン
  • 満洲帝国史
    エビデンスなき国家だったのかもしれないが国を立ち上げた力はやはり凄い。それにしても岸信介が大物すぎる。まさに昭和の妖怪。
  • 満州裏史 甘粕正彦と岸信介が背負ったもの
    佐野眞一著、乱心の荒野を読む前に一読すると良い本ですね。
    巨魁と言われた、岸信介の迫力が目立つ作品です。
  • 満洲帝国史
    満州帝国の政治から経済、文化まで様々な分野が書かれた書籍。様々な分野を扱っているぶん、若干薄味になってしまったのが気になるけれど、概略を眺める分には良い書籍だと思う。内容自体は面白かったので、もっとページ数をかけて読みたかった。

    岸信介すげえ。
  • 東条英機と阿片の闇
    阿片の影がちらほらと
    最後の裁判で
    戦争責任は自分にあると主張した点が良かった
    民主党の面々に読んでもらいたい
    と思ったよ
  • 定年後の楽園の見つけ方―海外移住成功のヒント―(新潮新書)
    タイトルに騙される一冊。大学教員だった著者が自信の研究でよく滞在していたフィリピンや地中海で出会った現地在住の日本人について何人かを紹介してくれています。
    タイトルは無視すれば暇つぶしには面白いエッセイ集だと思う。もちろん、海外に住むことを検討するときにヒントにはなるかもしれない、けど、全然「楽園の...続きを読む
  • 世紀の愚行 太平洋戦争・日米開戦前夜 日本外交失敗の本質 リットン報告書からハル・ノートへ
    出張先のホテルに忘れてきてしまい、最後のエピローグは読めていないが、まぁ、ドキュメンタリータッチで、 NHKスペを見ている感じで読めた。
    自分のような平民が偉そうに言うのもなんだが、昔も、今も、外交下手はこの国の本質かと思う。
  • 世紀の愚行 太平洋戦争・日米開戦前夜 日本外交失敗の本質 リットン報告書からハル・ノートへ
    小説仕立てであり、読みやすく、理解しやすいのは確かだったが、
    史実と筆者の推論との境界線が曖昧で、やや不安を抱いた。
  • 東京裁判の大罪
    東京裁判はひでえ。
    それはよく判る。
    ただ、ちょっと構成がよくないかな。論の的が絞れてない気はする。
    要は、日本が名誉を回復して、得する国はないんだろう。「戦後」の枠組みが変わっちゃうもんね。それは、某超大国にしたって同じこと。
  • 満州と岸信介 巨魁を生んだ幻の帝国
    安倍首相が、敬愛しているであろうおじいちゃん、昭和の妖怪「岸信介」。
    その岸信介を調べれば、安倍首相の考え方が想像できるかな?と思い読んでみた。

    いきなり、不勉強を再認識。
    岸信介と佐藤栄作は実の兄弟だったのか。
    安倍首相と岸外務大臣が兄弟だという話は有名だが、そこに佐藤が入ってくるとは知らなかっ...続きを読む
  • 東条英機と阿片の闇
    東条英機がヒトラーと違う点は
    彼が己の意志に基づいた政治的活動によって首相の座を得たわけではなく
    単に他のなり手がなかったからお鉢が回ってきただけなのだ
    というところにある
    しかもその時、東条に期待されていたのは日米戦の回避という役割
    じっさい、彼も己の適性省みずやれるだけのことはやった
    むしろ問題...続きを読む
  • 満洲帝国史
    いわゆるジャケ買い(笑)
    青空が好きで。

    それと満州をざらっと、本当に簡単に触るならちょうどいいかもしれないけれど、アクが完全に抜かれているような感じがしました。
    あの頃はよかったなぁとお年寄りが言っているような。

    もっと他の満州本も読みたいです。
  • 伝説の日中文化サロン 上海・内山書店
    [ 内容 ]
    大正から昭和初期の上海で、文化サロン的な役割を果たした伝説の書肆「内山書店」に焦点を当て、対華21ヵ条要求から日中戦争へと続く、日中両国の関係が最悪だった時代のなかで育まれた、両国文化人の交流を描く。
    激動の時代に築かれた日中友好の架け橋。

    [ 目次 ]
    第1章 内山完造と上海
    第2...続きを読む
  • 伝説の日中文化サロン 上海・内山書店
    内山書店の店主内山嘉吉は自ら多くの著作を残しているが、その評伝はこれまで1冊を除きなかった。本書は、内山が上海でいかにして日中の文化人から信用を得、日中の友好のかけはしとなったかを、そこに出入りした日中文化人たちの行動を通して描く。ぼくはその信用の根本に内山の気前のよさがあるように思う。ぼくたちも若...続きを読む
  • 伝説の日中文化サロン 上海・内山書店
    神保町すずらん通りにある、中国関連書籍を扱う内山書店のショーウインドウにあった本。
    タイトルが気になったので買ってみた。

    戦前の上海で、ある商人が書店を開く。やがてあつまる各国の知識人。
    魯迅もその一人であった。
    主の内山完造と魯迅、尾崎秀美、スメドレーなど、「魔都」上海を舞台に、
    不穏な足音が近...続きを読む