やまざきひろしのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
本書の最初にもあるように1+1=2というはっきりとした答えのない質問に対して答えを出すわけではなく、みんなで答えを出し合いその過程を楽しむ本
正義のヒーローはどうして悪者を殴っていいの?
大人には将来の夢はないって聞かないの?
など多岐にわたる。
どの質問も確かに「答えは2だね」という様な安易な解答はできない。それらに対して識者からなるほどうまいねと唸る回答がされているのも面白いと感じた。
一つ自分も質問に対して回答してみたいと思う。正義のヒーローは〜ってやつを取り上げてみる。
そもそも悪者というのが何かを考える必要があると思う。悪者と呼ばれるからには恐らく人々に対して迷惑や犯罪、ひょっとして命を奪うことすらしているかもしれない。それはヒーロー側から見た時、紛れもなく悪者である。
ヒーロー自身の身内も被害を受けている可能性だってある。ヒーローは被害者たちが流す涙を止めないといけないと思った。そしてそれは時に怒りや悲しみという業を背負い、決意を力に変える必要がある。悪者側からすると善悪が逆転したのかと思うほどの決意に満ちたヒーローに、畏怖の念さえ抱くのかもしれない。悲しみを止めるためにヒーローだっていきなり殴りにいくわけはない。悪者側にも信念があるだろう。対話・拳を通じて相手の考えを理解し、それを乗り越える。そしてその悪者の思いも背負い、平和は守られていく。
自分はそう思った。
ヒーローは悪者の思いも背負って悲しみの連鎖を止めるために批判も覚悟の上で、拳を振るっているんだ。
……これは、子ども達への回答になっているのだろうか